Business

ビジネス

福島の小学生が宇宙ステーションの星出宇宙飛行士と衛星回線を使って交信 -- 日産とJAXAによる『星にねがいを!』プロジェクトの“宇宙たんざく”が読み上げられる

japan.internet.com 編集部
2012年7月25日 / 11:00
 
日産自動車と JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、7月15日から国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在がスタートした宇宙飛行士・星出彰彦さんが、ISS で全国の子どもたちから集まった願い事を受けとる"宇宙たんざく'12「星にねがいを!」プロジェクト"を、2012年6月8日から実施。現在、特設サイト上で願い事の募集を行なっている。

7月19日には、このプロジェクトの一環として、日本最大規模の宇宙航空開発施設である「筑波宇宙センター」(茨城県つくば市)に福島県内の小学校から招かれた小学5、6年生3名を招いて、ISS の星出さんと衛星回線を使って交信するというイベントが開催された。

筑波宇宙センターの小学生と国際宇宙ステーションの星出彰彦さんが交信
筑波宇宙センターの小学生と国際宇宙ステーションの星出彰彦さんが交信

星出さんとの交信に先立ち、会場では鹿児島県の種子島宇宙センターとテレビ会議を繋いで行ったプレ授業に参加。7月21日に ISS への物資や実験資材の運搬を目的に打ち上げた宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号について、その仕組みや役割、打ち上げに使用するロケット「H-IIB」について、星出さんのミッションの内容についてなどの解説を聞いたのち、筑波宇宙センター内にある「こうのとり」の管制室を特別に見学した。初めて聞くことや初めて見るものばかりで、子どもたちの表情は真剣そのもの。質疑応答では時間が足りなくなる程だった。

そして、大型モニターに ISS の星出さんが映し出されて交信が始まると、子どもたちは興奮した様子でモニターに釘づけに。星出さんは、まず3人の書いた「宇宙たんざく」を読み上げて、それぞれの願い事に対してメッセージを贈った。そしてその後には、子どもたちから星出さんに、宇宙空間に対する疑問や国際宇宙ステーションでの生活の様子など、質問を次々に投げかけた。子どもたちの真剣なまなざしや、星出さんの話を食い入るように聞いている様子が印象的だった。

星出さんの話を笑顔で聞く参加小学生の皆さん
星出さんの話を笑顔で聞く参加小学生の皆さん
少し緊張した様子で星出さんに質問する佐藤聖真君
少し緊張した様子で星出さんに質問する佐藤聖真君
 
中でも、"いろんな星を実際に見てみたい"という夢を「宇宙たんざく」に書いた齋藤大雅君の「宇宙飛行士になるために苦労したことは?」という質問に対して星出さんは、自身が過去2回宇宙飛行士の選考に落選していることを挙げて、「挑戦を続けたから、いまこうして宇宙にいる。もし諦めていたら、こうして ISS にいることもなかっただろう。何事も諦めずに続けることが大切だ」と子どもたちに丁寧に呼びかけた。

また、今回のミッションで初めて民間との交信に臨んだ星出さんは、最後に会場の子どもたちに向けて、「日本の宇宙開発技術は多くの人に支えられて国際的に大きな役割を果たしている。皆さんも、このような日本の誇りを大切にしながら、自分の夢に向かってがんばってください!」とメッセージを贈った。

会場にいる子どもたちにメッセージを贈る星出さん
会場にいる子どもたちにメッセージを贈る星出さん

短い時間だが星出さんとの交信を体験した子どもたちは、交信が終わったあとも興奮冷めやらぬ様子で、美しい宇宙の世界や宇宙飛行士という仕事に対する夢が大きく膨らんだ様子だった。参加した小学生のひとりで、"9年後に建築士になりたい"という夢を「宇宙たんざく」に書いた長澤想さんは、「星出さんのお話を聞いて、自分も夢に向かって諦めずに頑張ってみたいと思った。将来、素敵な家を建てられる建築士になりたい」と将来の夢を笑顔で話してくれた。また、将来の夢は"科学者か宇宙飛行士"という佐藤聖真君は、「星出さんから宇宙の不思議などのお話をたくさん聞けて、とても楽しかった!将来の夢を実現するために、がんばりたい!」と話してくれた。夢を諦めずに挑戦し続けた結果、宇宙飛行士として活躍している星出さんの姿や、星出さんが話す様々なエピソードに、子どもたちも刺激された様子だった。

左から、宇宙との交信に参加した佐藤聖真君、齋藤大雅君、長澤想さん
左から、宇宙との交信に参加した佐藤聖真君、齋藤大雅君、長澤想さん

"宇宙たんざく'12「星にねがいを!」プロジェクト" は、"子どもたちの未来の夢づくりを応援する"というテーマでコミュニケーションを展開する日産自動車のミニバン『セレナ』のキャンペーンの一環として、日産自動車と JAXA が2011年から共同で実施。全国の子どもたちが特設ウェブサイトやイベント会場などで「宇宙たんざく」に書いた願い事を、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士・星出彰彦さんが宇宙に向けて読み上げてくれるというもの。

「宇宙たんざく」のウェブサイトでの募集は7月下旬まで予定している。子どもの夢や将来の希望を、宇宙に届けるという夢のあるプロジェクトに参加して、親子の思い出作りをしてみてはいかがだろうか。

"宇宙たんざく'12「星にねがいを!」プロジェクト"のウェブサイト
"宇宙たんざく'12「星にねがいを!」プロジェクト"のウェブサイト
【関連記事】
日産の本気プロジェクト「にっちゃん」、生活者から募ったアイデアを2.3(にっさん)万円で買い取る企画を開始
福島の小学生約100名が「筑波宇宙センター」を体験 -- 日産と JAXA による「星にねがいを!」プロジェクトがイベントを開催
日産と本気チャレンジをかけた「にっちゃん」プロジェクト始動--ソーシャルで「今までになかったワクワク」の実現へ
バンダイ、「宇宙戦艦ヤマト」特集を6月15日に配信
宇宙からメッセージが届くかも!? -- 日産が宇宙飛行士にメッセージを届けられる“宇宙たんざく’12「星にねがいを!」プロジェクト”を開始

関連キーワード:
宇宙
 

New Topics

Special Ad

ゆりかごからロケットまで、すべての乗り物をエンジョイ
ゆりかごからロケットまで、すべての乗り物をエンジョイ えん乗り」は、ゆりかごからロケットまで、すべての乗り物をエンジョイする、ニュース、コラム、動画などをお届けします! てんこ盛りをエンジョイするのは こちらから

Hot Topics

IT Job

Interviews / Specials

Popular

Access Ranking

Partner Sites