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Google の新しい不自然リンク警告メッセージの対処法

株式会社アイレップ
2012年7月24日 / 16:00
 
 
■Google、新仕様の不自然リンク指摘通知を全世界で送信

米国 Google は2012年7月18日、PageRank(検索順位)操作を目的とした不自然なリンクを利用している全世界のウェブマスターに向けて、不自然リンクを警告するメッセージを送付したことが話題となった。世界規模で実施されたこと、そして従来よりもその通知の送信対象範囲を拡大していたことから、とりわけ SEO 業界では話題となった。いまこの記事をご覧になっているサイト担当者の方も受け取っている方がいるのではないだろうか。“身に覚えがある”のにこんな出来事があったことを知らなかった、という方はいますぐ Google ウェブマスターツールにアクセスして、メッセージ通知欄を確認して欲しい。また同じく“身に覚えがある”けれど Google ウェブマスターツールを利用していない方は今のうちに開設しておこう。無料で簡単に開設できる。

■通知送信対象の拡大とメッセージの仕様変更が明らかに

さて、この不自然リンク通知メッセージの件であるが、その直後に同社マット・カッツ氏が Google+ でコメントを発表。その発表内容に各方面から疑問や批判の声が挙がったことでわずか2日後に仕様を変更してしまうのだが、ここでは7月24日未明(日本時間)時点の最新情報の要旨をお伝えしよう。

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【不自然リンク警告通知の仕様変更の内容】

1.従来は、不自然リンクを指摘する通知を受け取った時点で、当該サイトは手動措置(Manual Action)の対象サイトだった。手動措置とは、スパムを実施していると認定されて検索順位の調節(≒下げる)が行われる(予定)であること(※)。今回の仕様変更で、手動措置対象サイトだけでなく、不自然なリンクを検出した場合でも通知が届くようになった。

2.手動措置を実施する(した)ことを告げるメッセージと、不自然リンクが検出されたことに対する限定的なアクションを告げるメッセージを区別できるようにした。前者の場合は従来通り、問題を修正して再審査リクエストが必要だが、後者は必ずしもウェブマスターのアクションが必要とは限らない。

3.不自然リンク検出という限定的なアクションの場合、Google ウェブマスターツールのメッセージ欄に、イエローフラッグを表示しないようになっている。このアイコンの有無を確認することでウェブマスターは追加のアクションが必要か否かを判別できる。

4.メッセージの区別は23日に追加された新仕様のため、それ以前のメッセージには反映されていない。Google によると、日本時間24日より改めて新仕様のメッセージが送付されるとのこと。

※Google はスパムを実施しているサイトを自動的にアルゴリズムで下げる(アルゴリズム)か、個別に順位を調節する(Manual Action)といういずれかの用語しか用いていないので、本記事もこれに準ずる。また、日本の多くの方が検索エンジンの世界におけるペナルティという言葉の意味を勘違いされているので、それも考慮して同用語は用いない。
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Google からの通知仕様変更を踏まえて、今後のウェブマスターの対処法について説明しよう。

■7/18〜7/19のメッセージを受け取った時点で順位下落を確認している場合

7月18日〜19日にメッセージを受信したウェブマスターは、自分の管理するウェブサイトの検索順位やトラフィックを確認しよう。もし、その前後から大幅な順位下落やトラフィックの減少を確認できた場合、それは手動措置がとられたことを意味するので、従来通り、問題を解決した上で再審査リクエストを Google に送信する必要がある。

■7/23以降にリンクを無効化したことを告げるメッセージを受け取った場合

今回新たに追加されたメッセージ、サイトに張られた不自然なリンクに限定したアクションをとった(該当するリンクを無視した)ことを告げるメッセージが通知された場合にどうするか。まずはこの新メッセージの内容を確認しよう。

We've detected that some of the links pointing to your site are using techniques outside Google's Webmaster Guidelines. We don't want to put any trust in links that are artificial or unnatural. We recommend removing any unnatural links to your site. However, we do realize that some links are outside of your control. As a result, for this specific incident we are taking very targeted action on the unnatural links instead of your site as a whole. If you are able to remove any of the links, please submit a reconsideration request, including the actions that you took. If you have any questions, please visit our Webmaster Help Forum.

Google が(評価すべきでない)リンクを自動的に無効化したことを通知しているが、同時に、削除可能なリンクがあれば自分で削除して再審査リクエストでその旨を報告するようにもアドバイスしている。

つまり、皆さんが全く身に覚えがない、知らないうちに不適切なリンクが張られていたというだけでこの通知を受け取ったのであれば、Google が説明するように特に何の対応も必要ない。ただし、わざわざ「リンクを削除できるなら、(それを削除して)再審査リクエストを送ってくれ」ということは、不適切なリンクを放置したたままでは将来的にガイドライン違反を認定される可能性も否定できない。以前のコラムで言及したリンクプロファイルの管理は重要であり、不適切な数多くのリンクを抱えていると、ペンギンアップデートやその他のアルゴリズムの影響で検索順位が低下する可能性はある。

要は、自分で少しグレー〜ブラックなリンク構築施策を実施していてこのメッセージを受け取った場合、念のためリンクは削除して再審査リクエストを送信しておいた方が安心ということになる。

執筆:株式会社アイレップ 取締役 SEM 総合研究所 所長 渡辺隆広
記事提供:アイレップ
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