米国 Apple の快進撃は 2012会計年度第2四半期も続いた。iPhone、iPad、Mac、iTunes の売上はいずれも過去最高を記録した。Apple を今日の成功に導いたレシピは、CEO が Tim Cook 氏に代わっても力を失うことはなかった。

業績発表の席上で Apple CEO の Tim Cook 氏は、タブレット端末と伝統的なノート PC は1つになり、ハイブリット端末へと進化していくのかと質問された。Android デバイスの中には、ノート PC としてもタブレット端末としても利用できる製品がすでに存在している。Intel も、Ultrabook で同様の市場を狙っているとされる。

Cook 氏はこの質問に対し、次のように回答した。

「トースターと冷蔵庫を1つにすることはできる。だが、そんな製品を作ってもたぶん誰も喜ばないだろう。どんな製品でも1つにまとめることはできるが、そこでは妥協が生まれる。結局のところ、そのような製品では誰も満足させられない」

Cook 氏は、利用者はタブレットをノート PC の代用品として我慢して使っているのではないと語る。そうではなく、タブレットを必要とする巨大な別の市場があるのだという。iPad は、一般消費者、企業、教育の各市場で大きな成功を収めており、それぞれの分野で有用なアプリが開発されている。Cook 氏は、Apple は2年前の販売開始以来、6,700万台の iPad を販売したと語った。

「6,700万台販売するには、Mac では24年、iPod では5年、iPhone では3年以上必要だった」

Cook 氏は、タブレット端末の出荷台数が増加を続け、PC と並ぶようになれば、タブレットとしても利用できるノート PC が数多く登場してくるだろうと語る。

「だが、私は MacBook Air にも大きな市場があると信じている。Apple は、 MacBook Air の開発を今後も継続していく」

Cook は最後にもう一度、Apple はハイブリット端末のような妥協した製品を作ることはないと強調した。Apple は、タブレット市場からの要求に応え、iPad にさらに磨きをかけることに集中する。ノート PC 市場からは、タブレット市場とは異なる要求があるので、それには MacBook Air で応えていく。その両方の要求を満たす製品を作ることはできないという。

「中には、MacBook Air と iPad の両方が必要だという人もいるだろう。でも、妥協したハイブリット端末は作らない。Apple はその仲間には加わらない。そうでないところもあるようだが」

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。