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ビジネス2012年4月25日 16:40

Mozilla、Firefox 12 でサイレントアップデートを導入

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20120425/16.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
Firefox 12 は、利用者が手動でアップデートする最後の Firefox となるだろう。

米国 Mozilla は2012年4月24日、Firefox 12 をリリースした。このバージョンから Windows 版 Firefox に対して、サイレントアップデートが導入される。Mac OS 版と Linux 版には導入されない。今後は、利用者が手動でアップデートをしなくても、Firefox がバックグラウンドで自動的にアップデートを実行するようになる。

Mozilla のエンジニアリングプログラムマネージャである Lawrence Mandel 氏は、InternetNews.com に対して次のように語った。

「この機能は、アップデートが必要なときにだけ起動するバックグラウンドプロセスだ。サービスは、アップデートの確認時以外には起動しないので、メモリや CPU の使用率に影響を与えることはない」

サイレントアップデートへの移行は、Mozilla が2011年の終わり頃から予告していたものだ。Mozilla は2011年に6週間ごとに Firefox をアップデートするという高速リリースサイクルに移行した。だが、利用者の中には、アップデートが提供されていることに気づかなかったり、拒否したりする人も多く、インターネット上には多くのバージョンの Firefox が存在するという事態を引き起こしてしまった。今回のサイレントアップデートは、この問題を解決するかもしれない。

Mandel 氏によれば、Firefox では、アップデートは自動的に実行されるが、利用者がブラウザを再起動するまでは、有効にはならないのだという。

「ほとんどの Firefox 利用者は、24時間以内に1度はブラウザを再起動していることがわかっている。Mozilla は今後、大半の Firefox ブラウザが24時間以内にアップデートされると期待している」

サイレントアップデートでは、ブラウザが利用者の知らない間にアップデートされる。これは便利である一方、大きなセキュリティ上のリスクをも伴なう。例えば、Firefox のアップデートファイルに見せかけた悪意のあるファイルが配布された場合、それが利用者の知らない間に PC にインストールされてしまうことが考えられる。

この点について、Mozilla はリスクを最小限にするよう、最大限の努力を払ったという。

「Mozilla はこの機能の徹底したセキュリティ評価を実施し、多くのセキュリティセーフガードを、特に中間者攻撃に対して用意した。Mozilla は、すべての Mozilla ARchive (MAR)ファイルに署名をし、公式に署名された MAR ファイルに対してのみアップデートが適用されるようにしている」

開発者向け機能

Mozilla は Firefox 12 で開発者向けの新機能も提供する。そのうちの1つは、開発者の多くが何年もの間、心待ちにしてきたものだ。Firefox 12では、ページのソースを表示したときに、行番号が表示されるようになった。これにより、開発者は問題箇所の特定がより容易になる。

Mozilla で開発者支援を行う Kevin Dangoor 氏は、InternetNews.com に対し次のように語った。

「Firefox のアーキテクチャを変更したことで、従来よりも行番号の表示が容易になった」

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
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