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ownCloud、企業向けのクラウド構築サービスを提供開始

Sean Michael Kerner
2012年4月6日 / 06:00
 
 
 
オープンソースのクラウド構築ソフトウェアを提供する ownCloud は2012年4月3日、ownCloud ビジネス版ownCloud エンタープライズ版を公開した。この2つの企業向けリリースは、2012年の2月に公開された無料の ownCloud 3.0 コミュニティ版 をベースにして構成されるものだ。

今回リリースされた2つの版は、ownCloud 3.0 コミュニティ版に対しメンテナンスや管理機能を追加している。また、企業向けに、E メールや電話によるサポートや、ソフトウェアアップデートも提供するとしている。今回のリリースによって ownCloud が目指すのは、企業システムでの採用が進む Dropbox に対しての、オープンソースによる代替ソリューションの提供だ。

ownCloud CEO の Markus Rex 氏は、InternetNews.com に対し次のように語った。

「Dropbox は我々が思いもよらなかった新しい市場を生み出した。だが、いまや市場はそこに存在し、決して無視できないものになっている。ownCloud は、Dropbox と同じ機能をオープンソースで提供することで、あらゆる企業がクラウドストレージを利用できるようにし、また各企業独自のニーズにも応えていきたいと考えている」

ownCloud の ビジネス版 は50ユーザーまで、エンタープライズ版 は250ユーザーまでに対応している。また、エンタープライズ版では、OEM 企業がリブランドすることも可能だ。両版ともに、コミュニティ版に対して追加の管理機能を提供する。また、エンドユーザー向けのクライアントも新たに用意されている。ownCloud の配備と管理で利用できるフル GUI を持つ新たな管理インターフェイスは、今後6週間以内にリリース予定だという。

クラウドをストレージとして利用する場合、セキュリティは非常に重要な要素となる。Rex 氏は、ownCloud はフルログ機能を備えており、ログの解析も可能であると述べた。今後登場予定の管理パネルでは、ログ機能が拡張され、視覚化表示も強化されるという。LDAP および ActiveDirectory に完全対応したのも、商用リリースにおける大きなポイントの1つだ。

「セキュリティが話題に上らないときはない。ownCloud は利用者自身のデータセンターとして機能するものなので、一般のデータセンターと同等レベルで保護されなければならない」

すでにコミュニティ版の ownCloud を利用しているユーザーに対しては、Rex 氏は商用版への移行は難しくはないと語る。Rex 氏によれば、商用版は基本的にはコミュニティ版のアップデートであり、このため、企業は利用しているコミュニティ版にアップデートをインストールするだけで、商用版として利用可能となるとしている。

ownCloud のコミュニティ版と商用版のリリース時期は今後もリンクして行われ、商用版のアップデートは、コミュニティ版リリースの2か月以内になるということだ。ownCloud の次のメジャーアップデートは4月末に予定されており、ファイル同期とファイル共有でバージョニング機能が利用可能となる。

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ownCloud サンプル画面
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