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病気・ウィルスに強い身体を作るキーワード「NK 活性」と「R-1乳酸菌」〜その働きと効果とは

japan.internet.com 編集部
2011年8月25日 / 14:00
 
順天堂大学医学部特任教授(免疫学)の奥村 康氏と有田共立病院(佐賀県有田町)院長の井上 文夫氏は共同で、健康維持における免疫力とナチュラルキラー細胞(NK細胞)の重要性とその研究結果に関するメディア向け説明会を都内で開催した。

毎年日本全国で猛威をふるう「インフルエンザ」など、ウィルス感染に由来する数多くの病気は身体の免疫力が低下するから発症すると言われている。その実態と免疫力を強化するための方法を把握することは、これからの季節の変わり目を迎えるにあたり「病気に強い身体」を作るために重要だと言えよう。そのメカニズムが説明会を通じてわかってきた。

● 悪い細胞やウィルスをやっつける体内の「お巡りさん」〜 NK 細胞の重要性

本セミナーでは、奥村教授が人間の健康を左右する「ナチュラルキラー細胞(NK 細胞)」のメカニズムについて説明した。
順天堂大学医学部特任教授(免疫学)奥村 康氏
順天堂大学医学部特任教授(免疫学)奥村 康氏

奥村氏によると、NK 細胞は私たち人間の体内でいわば「お巡りさん」の役割を果たし、体内で病気などの悪さを引き起こす悪性の細胞を撃退するという働きをもつという。「ナチュラルキラー」という名前は、ワクチンなど意図的な方法に頼らず人間が本来体内に持つ力によって悪い細胞を撃退するその働きから名づけられたものだ。

私たち人間の体内では1日1兆個の細胞が生み出され、そのうち悪性の細胞は健康体でも毎日5000個くらいが生み出されているという。しかし、NK 細胞は日々生まれるこの悪性の細胞を撃退し、またインフルエンザや風邪菌といった外部から侵入したウィルスに感染した細胞も撃退する役割をもつ。私たち人間の身体は、この NK 細胞が体内にうまれる悪い細胞を撃退し続けることによって、病気にならずに健康を維持できるのだ。

しかし、この NK 細胞のはたらき(NK 活性)には年齢や生活習慣によって大きな差が生まれるとも奥村教授は指摘する。たとえば風邪を引きやすい人、不規則な睡眠時間などにより生活リズムを崩しやすい人、精神的・肉体的に日々大きなストレスを抱える人、そして高齢者などはこの NK 活性が低い傾向にあるそうだ。NK 活性が低い身体は、体内に生まれた悪性の細胞を攻撃する力が弱くなり、結果的に風邪や病気になりやすくなったり、長期的に見た場合の発ガン率に影響を与えるという。

それでは、私たちの体内で NK 活性を高め、病気にならない免疫力の高い身体を作るにはどうしたらよいのだろうか。奥村教授は先に挙げた生活習慣やストレスなどの要因を改善することに加えて簡単に免疫力を高める方法として、ヨーグルトなどによる「1073R-1乳酸菌(R-1乳酸菌)」の摂取を挙げた。「R-1乳酸菌」は、数多くある乳酸菌の中でも特に NK 活性の向上に効果をもつと言われる乳酸菌で、この乳酸菌が作り出す多糖体の効果で、免疫力向上に繋がるという。シイタケなどに含まれる物質からでも NK 活性に効果のある物質を摂取することができるが、この場合大量に食べる必要があり、効率よく NK 活性を高める方法としてはヨーグルトによる R-1乳酸菌の摂取が良いという。

ウィルス感染などによる病気の発症を防ぎ、健康な身体を維持するためには生活習慣の見直しや R-1乳酸菌の摂取によりこの NK 細胞を元気な状態に維持し、高めることが重要と言えそうだ。

●「R-1乳酸菌」の継続的な摂取により、インフルエンザ患者が激減

また、有田共立病院院長の井上氏が講演した、佐賀県有田町における「小児のインフルエンザ感染率にみる乳酸菌摂取の影響」という長期調査の結果は、この「NK 活性」を高めるということが健康な身体の維持とどう結びついているのかを立証するものとなっている
佐賀県・有田共立病院院長 井上 文夫氏
佐賀県・有田共立病院院長 井上 文夫氏

なお井上氏によると、有田町は過去に牛乳と R-1乳酸菌を使用したヨーグルトを摂取した場合の風邪症候群の罹患率の違いを比較した、高齢者を対象とした調査で、既に「R-1乳酸菌」の有効性を立証する結果を挙げている(山形県舟形町でも実施)。今回の調査は、それを町内のほぼ全児童・生徒を対象に検証するというものだ。井上氏は「同じ食品を一定のエリア・年代の人に同時に摂取してもらい効果を検証するという調査は世界的にも非常にまれなものだ」とその意義を評価する。

調査では、有田町内に通学する小学生、中学生合計1,904人に「R-1乳酸菌」が入ったヨーグルト(112mlのドリンクタイプを登校日に1日1本)を一定期間摂取し続けてもらい、同時に保護者に対するアンケート調査とインフルエンザによる欠席児童数を分析。有田町と周辺地域との差異を評価した。児童のヨーグルト摂取期間は2010年9月7日から2011年3月18日、インフルエンザ感染状況の評価期間は2010年10月1日から2011年3月18日。

調査の結果、評価期間中に小学生でインフルエンザ(A型、B型、新型)に感染し欠席した児童の全児童・生徒に対する感染率は、有田町で0.64%、周辺地域のA市で9.74%、B市で10.48%と、感染率に明らかな差が生まれた。中学生でも、A市が1.66%名、B市が7.06%に対して有田町は0.31%と明らかな差が生じている。
有田町と周辺地域、佐賀県のインフルエンザ累積感染率。赤の有田町の値が他のエリアと比べて著しく低いことがわかる。
有田町と周辺地域、佐賀県のインフルエンザ累積感染率。赤の有田町の値が他のエリアと比べて著しく低いことがわかる。

井上氏は、有田町の児童のインフルエンザ感染者率が極端に低かったことを、「『R-1乳酸菌』を使用したヨーグルトが一般的なインフルエンザウィルス感染に対して予防効果がある可能性を示している」と高く評価した。「R-1乳酸菌」が NK 細胞の働きを活性化したことにより、体内に侵入したインフルエンザウィルスに感染した細胞を攻撃する効果があったということが推測される。

また、調査で行ったアンケートでは、ヨーグルトを飲んだ児童の保護者から「風邪にかかりにくくなった」「風邪を引いても症状が軽くて済んだ」「便通が良くなり健康になった」「学校を休むことがなくなった」などわが子の体調の良い変化を喜ぶ声が多く寄せられたといい、井上氏は「客観的なデータだけでなく、効果を喜ぶ声が多く集まったことがこの研究のひとつの大きな成果だ」と語った。

このように、大きな実証研究でも証明された「R-1乳酸菌」による免疫力(NK 活性)の向上とその健康への良い影響。これから夏から秋への季節の変わり目に体調を崩すのを防いだり、長期的にみて病気にかかりにくい身体をつくるために、「R-1乳酸菌」に注目してみてはいかがだろうか。
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