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ネットスーパーの時代!?〜本格的なネットとリアルの融合〜

株式会社ファンサイド
2009年7月6日 / 10:00
 
 
■ネットスーパーの時代がやってきた
インターネットが始まった時から、「ネットとリアルの融合」という言葉をよく耳にする。今ではやや陳腐化された感があるこの言葉だが、ネットショップでのポイントが実店舗でも流用できたり、ネットで割引クーポンなどを配布して実店舗への誘導を促進したり、最近になってやっと「ネットとリアルの融合」が実現化されているように感じる。そうしたなかで“ネットスーパー”が本格的な「ネットとリアルの融合」として脚光を浴びている。今回はこの“ネットスーパー”について触れていきたいと思う。

ネットスーパーとは、スーパーマーケットに置かれている商品を、インターネットを通して購入できるというサービスのことを言う。消費者がインターネットから注文すると、スーパーの専門スタッフが、陳列されている商品、もしくはバックヤードに置かれている商品から注文を受けたものを選び出し、約数時間で自宅まで届けられるというサービスだ。

店頭で売られているものから選んで宅配されるため、届く商品はいつも新鮮な状態で届けられる。即日配達というところが、通常のネットショッピングとは異なる点だ。

ある指定の日に新鮮な食品がセットでまとめて届けられる宅配サービスもあるが、こちらは商品をすべて消費者側で決めることができる。実際にスーパーに赴くことなく、スーパーで買い物をしているのと同じように必要なものを必要な分だけ選ぶことができるのも、ネットスーパー独特のシステムだろう。多くのネットスーパーが、インターネット決済のクレジットカード、又は代金引換で商品を購入できるので、お手軽で使いやすいことから利用者は増え続けている。

■人気ネットスーパーベスト3は?
大手スーパーの多くが始めているネットスーパー。このサービスの存在を知らない人も意外に多いのだが、すでに各スーパーがぞれぞれの特徴を活かしたサービスで利用者を増やすべく争っている。そのいくつかを紹介しよう。

<イトーヨーカドー>https://www.iy-net.jp/
現在あるネットショップの中でも最も商品数が多いのが、イトーヨーカドーだ。実店舗でも人気が高いスーパーであり、食料品はもちろん、日用品やペット用品まで数多くの商品を取り揃えていることで人気の店舗だ。ネットスーパーからでも、約3万アイテムから選ぶことができる。入会費、年会費は無料で即日配達。モバイルも対応しているため、パソコンを見る暇がない忙しい人でもちょっとした時間にモバイルから注文することもできる。

<イオン>https://netsuper.aeon.jp/home/top.aspx
プライベートブランド「トップバリュー」が人気のイオンのネットショップの特徴は、配達料が105円という安さ。また、ネットスーパーで扱う全アイテムの約半分は「トップバリュー」の商品で、農薬や化学肥料、添加物などにこだわった素材を使った加工食品が安く購入できる点は、実店舗と変わらない。

サイト内でも独立した商品カテゴリとして扱われているため、商品を選びやすい工夫がされている。レトルト惣菜などが充実しているため、独身者や忙しい家庭にはかなり便利だ。

入会金、年会費は無料で、買い物金額に応じてポイントが加算される。現在モバイルは未対応だが、充実したレトルト食品を利用する機会が多い単身サラリーマンなどの利用を視野に入れると、今後モバイルを展開した際、モバイル利用者の増加が見込めるのではないだろうか。

<西友>http://www.the-seiyu.com/
「KY カカクヤスク」を打ち出している西友は、新鮮な野菜が数多く取り揃えられているのがウリだ。イトーヨーカドーに次いで対応店舗数が多く、広告チラシの商品が前日から注文できるのも特徴。商品数は4,000点とイトーヨーカドーに比べると少なめだが、商品の種類は豊富だ。

イオンのプライベートブランド「トップバリュー」に比べると知名度は低めだが、西友も「グレートバリュー」というプライベートブランドを持っている。今後、商品数の拡大も期待できるのではないだろうか。即日配達の受付時間は17時までと、ネットショップの中では一番長い。配送料は525円と高めになっているが、入会金・年会費は無料。携帯にも対応しており、利用時間も長いので、「便利さ」という点では他社とは差をつけている。

■伸び続けるネットスーパー事業
このようなシステムで、利用者が増え続けるネットスーパー事業。そのメリットはやはりスーパーに行かずとも、スーパーに行っている感覚で手軽に買い物ができるところだ。上記で比較しているように、それぞれのネットスーパーが店頭と変わらない品揃えと、必要な料金は配送料のみ、というシステムを完備している。電話注文のような感覚で、なんの気負いもなく手軽に利用できるので「普段は店頭での利用だが、天候の悪い日だけネットスーパーを使う、という利用者も多い。

また、重いものを持って帰る道のりが省略できる点も大きい。雨の日に重い買い物袋を抱えて帰る苦労から逃れられるのも然りだが、なによりドリンク類を箱買いした場合や、米を買った場合も玄関まで届けてもらえる、というところは魅力的だ。車のガソリン代を節約できる、車の維持費を削減できる、というメリットもあり、世界的な不況もネットスーパーの伸びに関連しているようだ。

仕事でなかなか帰りにスーパーに寄ることができない、行った頃には特売品が売り切れている、というような忙しい人にとっても、うってつけのサービスだ。仕事の合間にネットスーパーをチェックして、昼休みにでも注文して時間指定をしておけば、帰宅のタイミングに合わせて配達できる。支払がクレジットカードでできるので、スーパーに月いくら使ったのか、という管理が非常にやりやすくなる。今現在、利用者の7割は主婦だが、各スーパーではシニア層やビジネス層など、新しい顧客の取り入れに力を入れている。

日常のちょっとした「あると便利」を形にしたのが、ネットスーパーなのではないだろうか。

■ネットとリアルの融合
通常のネットショップとの違いは明らかだ。まず、即日配達という点。毎日使う食材や生活用品を対象としているので、安心して買い物を進めることができる。当然、どれを購入しようか迷ってユーザーレビューを見て回る必要もない。そう、一番大きな違いは生活に最も密接していて、普段から利用しているものが簡単に買える、というところなのだ。感覚的には、出前に近いかもしれない。つまりは、日用品を出前のように気軽にネットで買うことができるのだから、利用者が増えないはずがない。

このようなサービスは、スーパーに限らずデパートや事務用品の販売でも行われている。消費者のライフスタイルの変化に合わせ、「日常的に使っている消耗品」をネットスーパーから買う時代がやってきたのだ。これは、インターネットの世界と現実世界の距離が確実に縮まった、ということの表れではないだろうか。

これまでインターネットと言えば、情報収集に使うもの、という印象があった。ネットショッピングにしても、「どこが一番安いのか」「どれが一番人気なのか」を「調べてから」買う、という人がほとんどだと思う。だが、ネットスーパーは違う。自分がいつも使っているスーパーで、いつも使っているものを選び、その日のうちに自宅に届けられる。これはもう、日々過ごしている日常の行動を、インターネットの中で完結できるということ。インターネットと、リアルな現実の世界が本格的に融合したということだ。

より密接に、生活の中に溶け込んできたネットスーパー。インターネットとリアルな世界が融合できるサービスの拡大には、まだまだ期待できるかもしれない。

(執筆:株式会社ファンサイド ライター 上村 江利)

記事提供:ファンサイド
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