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『IPv6』配備の道しるべとなり得る NTT の IPTV サービス

Sean Michael Kerner
2009年1月13日 / 09:00
 
 
ここに来て、モバイル通信、データ通信、音声およびビデオサービスで、インターネット基盤を介したサービスの集約が進んでいる。

特に、インターネット プロトコル (IP) を使ったテレビ放送配信サービスに関する動きが世界的に本格化しており、インターネットと家電製品、特にテレビとの融合がますます盛んになっている。しかし、課題は数多く残っており、現行の IP 規格『IPv4』におけるアドレス空間枯渇という未解決の問題は看過できない。

専門家は、IPv4 のアドレスが2010年には枯渇すると予測している。膨大な数の機器に、固有の IP アドレスを割り当てることができる『IPv6』プロトコル移行の取り組みが行なわれているのもそのためだ。

しかし、IPv6 への移行は世界的に遅れている。とはいえ、数少ない例外もある。その1つが日本だ。日本において NTT が進めている IPv6 配備は、IPTV の普及に向けて準備している同国以外の通信事業者にとって、青写真となり得る。

NTT America の製品エンジニアリング ディレクタ Cody Christman 氏は、「NTT ぷららの『ひかり TV』は、IPv6 を用いる IPTV として、大きな規模で運営し、商業的な成果を出している初のサービスだ」と述べた。

同氏は次のように語った。「ひかり TV は、標準および高品位のテレビサービスが76チャンネルあり、ビデオ オン デマンドのタイトル数は1万本以上、カラオケサービスのタイトル数は1万3000曲を超えている」

NTT ぷららは、NTT が運営する日本のインターネット サービス プロバイダ (ISP) だ。NTT は同サービスを IPv6 の実際的な運用例として、『2009 International Consumer Electronics Show (CES)』に出展している。

ひかり TV サービスは、NTT の IPv6 ネットワークを用いているが、IPv4 ベースのインターネット サービスとも互換性を持っている。NTT は IPv6 のバックボーン上に IPv4 アドレス用のトンネルを設けているため、ユーザーは IPv4 ベースのコンテンツにもアクセスできると Christman 氏は説明した。

Christman 氏は総論として、ひかり TV のようなサービスが道しるべとなり、2009年に IPv6 の導入と配備が進むとの見方を示した。また同氏によると、ネットワークのコアレベルにおいて、将来は IPv6 になるに違いないという。
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