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OOXML の国際標準化をめぐる新たな動き

Stuart J. Johnston
2008年7月11日 / 12:00
 
 
『Office 2007』がデフォルトとして採用している文書フォーマット『Office Open XML』(OOXML) の国際標準化問題をめぐり、激しい議論が戦わされている中、事態は Microsoft にとって好ましい方向に進みつつあるようだ。

国際標準化機構 (ISO) は4月2日、OOXML が ISO 標準として承認されるに足る賛成票を集めたことを正式に発表したが、2か月以内に異議申し立てがあった場合、さらに審議を経て決着するまで最終的な承認は延期されることになっていた。その異議申し立て期間が終了する6月上旬までに、南アフリカ、ブラジル、インド、ベネズエラ4か国の標準化団体から異議申し立てがあった。

OOXML の取り扱いを決める権限を持つ2つの国際機関、ISO と国際電気標準会議 (IEC) の首脳は7月4日、35ページにおよぶ報告書を提出し、その中で、OOXML の国際標準化を阻止しようとするこれらの申し立てを却下するよう勧告した。情報分野に関する国際標準については、ISO と IEC が合同で策定することになっている。

しかし、最終的な決定権は両機関の首脳ではなく、ISO の技術管理評議会 (TMB) にある。同評議会は8月4日までに投票を行ない、全部あるいは一部の申し立てを受理するかどうかを決定する。受理しないことになった場合、Microsoft は国際標準化においてかろうじて勝利を収めることになるだろう。逆に、受理することになった場合、ISO の承認を得るという同社の希望は打ち砕かれることになる。

オープンソース活動家が運営している Web サイト『Groklaw』は ISO と IEC の両トップが提出した報告書 (PDFファイル) を入手し、同サイトで公開した。この件に関して、ISO からのコメントは今のところ得られていない。

この報告書は ISO の事務総長兼 CEO である Alan Bryden 氏と、IEC の事務総長兼 CEOである Aharon Amit 氏の連名で、TMB および IEC の標準管理評議会 (SMB) に送付された。
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