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良くも悪くも IT 業界2007年の話題10選 ― パート3

Andy Patrizio
2007年12月25日 / 11:50
 
 
パート2に続き、IT 業界の2007年を振り返って、良くも悪くも最も目立った話題を紹介する。

5:最も波及効果をもたらしたゲーム ―『Guitar Hero』効果

ゲームに詳しくない向きのために説明すると、『Guitar Hero』とは、ギターのような形をしたプラスチック製のコントローラを操作し、ヒット曲に合わせてギターの演奏をするというゲームだ。『PS2』『PS3』『Xbox』『Xbox 360』という家庭用ゲーム機で動作する。ギターのピッキング代わりに操作するスイッチと、ネック部分に位置する5つのボタンを駆使して「演奏」するという内容になっている。ゲームの難易度が上がると、より早く、より多くの音を奏でなければならない。本物のミュージシャンたちはかなり前から、子供たちがこのゲームに向けるのと同じくらいの情熱を本物のギターに注ぎ込めば、もっと演奏を学ぶことができるだろうと、このゲームを批判してきた。

一方、このゲームにまつわる話は逸話的なものだが、次第によく耳にするようになった。すなわち、ゲームに登場する曲を実際に演奏するバンド (Cheap Trick や Primus など) について、子どもたちがあれこれ質問するようになり、それらバンドの曲をもっと聴きたがっているとの親たちの書き込みが、あちこちの掲示板に載るようになった。Guitar Hero が及ぼした効果として、子どもたちは親の世代が聞いて育った音楽、すなわち『Heart-Shaped Box』『YYZ』『Carry On, Wayward Son』そしてもちろん『Freebird』などを再発見している。当初このゲームに批判的だったバンドが、今では積極的に自らの楽曲をこのゲームにライセンスするようになった理由は、この辺りにあると思われる。ゲームをきっかけに、子どもが本物のギターを習いたがるようになったという家庭もある。

6:最も残念だったこと ― 仮想化の普及でサーバー出荷台数が鈍化

今年は年間を通じ、プロセッサ メーカーの IntelAMD をはじめ、大手コンピュータ メーカーも口を開くたびに仮想化の利点を語り続けた。個人的には、IT 設備を増やすことなく1台のサーバーで10台分の仕事ができるという主張を、彼らがいつまで続けられるのかと常々疑問に感じていた。

そして当然のようにサーバー調達台数は鈍化している。「あーあ」とでも言うべきだろう。32ビット コンピューティングはお役御免となり、最近のサーバーは4ギガバイトをはるかに超えるメモリを搭載できるようになっている。調査会社の IDC と Gartner は共に、過去半年でサーバーの出荷台数は減る一方、スペックは高くなる傾向があるとの調査結果を示している。

メモリメーカーやストレージベンダーにとって、これは歓迎すべきことだが、Intel や AMD、そして Dell や Hewlett-Packard にとっては、それほど良い傾向と言えないかもしれない。

パート4に続く。
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