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Microsoft、BIOS 改変による不正ライセンス取得は脅威ではない

Michael Hickins
2007年4月16日 / 09:00
 
 
海賊版ソフトウェアやクラッカーには、断固とした姿勢で応じる Microsoft (NASDAQ:MSFT) だが、現在にわかに注目を集めているクラック手法については、あまり大きな問題と捉えていないようだ。

Microsoft の OS 製品『Windows』のライセンス有効化メカニズムとして、『OEM Activation』(OA) があり、これを悪用するクラック手法がその変種を含めて複数存在する。しかし、同社『Windows Genuine Advantage』(WGA) グループの Alex Kochis 氏によれば、Microsoftは「当社の顧客、パートナー、そして製品に脅威を与えるクラック」対応に余力を残すため、OA クラック対策の優先度は高くないという。

このクラック手法が、Kochis 氏の言うクラック手法と同格の扱いを受けないのは、簡単に規模が拡大しないことと、そのためにチャネル パートナーの事業を脅かさないからだと、同氏は Blog で明かした。また、Microsoftは「Windows のクラックを試みる全ての『マッド サイエンティスト』を止めようとしているわけではない」とも述べた。

OA クラックとは、OEM メーカーがマザーボードの BIOS に組み込んだマーカーを悪用し、不正にライセンスを有効化する手法だ。このマーカーは、大規模 OEM メーカーと小売チャンネル パートナーが、Microsoft のソフトウェアを認証する際の手間を減らすために存在する。

OA の仕組みは、Windows が BIOS 内のマーカーを見つけると、そのパソコンは特定の OEM が製造し、Windows を起動するライセンスを取得済みだと認識するというものだ。

長い年月の間にクラッカーたちは、BIOS を OEM のものに見えるよう改変する方法を編み出してきた。Kochis 氏によれば、この手法が使われだしたのは『Windows XP』からだが、「Windows XP の海賊版を作るもっと簡単な方法があったため」、Microsoft は BIOS 改変をおおむね放置してきた。

Kochis 氏によると、『Windows Vista』の登場に伴い、WGA の偽造防止策が強化されたため、クラッカーにとって BIOS 改変の魅力が増したという。しかし、それでもこの手法で得る利益はそれほど大きくはないと、Kochis 氏は語る。「かなり手間がかかる上にリスクも大きい。不具合が生じる恐れもあるし、どうしても大量のシステムに施すのは無理がある。つまり、脅威はそれほど高くない」
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