株式会社主婦の友社は20日、インターネットを通じ PC 上で閲覧できる雑誌サービス「パソマガ」事業を開始した。ターゲットは、書店等で雑誌を購入する機会が減ってきているネットユーザーだ。

パソマガ事業では、先行して6月25日より「デジタル ef」の試用版を無料公開している。今後ファッション誌「ef」は、完全に「デジタル ef」のみに移行する。同社によれば、既存ファッション誌のデジタル媒体への完全移行は、出版業界において珍しいケースだという。

         
デジタル ef(撮影/桑?まこと モデル/高垣麗子)


また「mina」や「SCawaii!」などの雑誌も順次パソマガプラットフォームへ投入する。これらは通常の雑誌とパソマガを共存させていく予定だ。

パソマガのビューワーソフトは主婦の友社の独自開発。Flash ベースで、特別なソフトのインストール無しに、Web ブラウザから閲覧可能だ。ページをめくれたり、雑誌と同じようにスクラップブックに整理したり、本棚に並べたりといった機能を備える。

インターネットならでは特徴として、無料閲覧部分には物品のコマース機能を実装。アパレル商材を中心にパートナー企業との専門ショップ、アフィリエイトを計画しているという。

また広告は雑誌と同様の誌面広告を掲載する。従来のインターネット広告に比べ大きなスペースでリッチコンテンツが展開できる。

主婦の友社が事前に実施した、デモ版によるモニター調査によると、既存の雑誌読者の大半は、パソマガ・サービスが提供されても紙媒体購入は続ける、もしくは電子版も併せて購入すると答えているという。同社はパソマガを用いて新規読者の開拓を図る。

当初はキャンペーン期間として、デジタル ef を登録会員に無料で提供する。今秋以降、提供予定の既存誌パソマガ版も含め、約10ページ程度を無料の立読み部分として公開し、有料課金の時期や購読料金などを確定させる予定だ。同社は、2007年3月までにパソマガ全体で30万人の登録会員を目標としている。