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ネットエイジ 西川氏:サラリーマン人生を脱却して、自分の世界を作りたかった

japan.internet.com 編集部
2005年6月29日 / 10:00
 
 
「サラリーマン人生を脱却して、自分の世界を作りたかった。本当にいい会社で、自分の理想の会社にめぐり会っていればそのままでもいいとは思うんですけど。やはりなかなか理想郷というようなところはなかったので、自分でそういう理想郷を作っていきたかった」。

株式会社ネットエイジグループ 代表取締役社長 西川潔氏が起業した理由である。同氏はKDDI、米国 ADL などを経て、1998年に株式会社ネットエイジを立ち上げた。ビットバレー構想の提唱者でもある。

その西川氏が起業のメリットとするのが「365日が自分の物になる」という感覚だ。純粋に自らの目標のために時間を使うという感覚、これは企業に属していてはなかなか得られるものではない。

「仮にサラリーマンでもそういった時間感覚をもって仕事できればそれは幸せなことだと思います。ただ、自分に直接跳ね返ってくるリターンとしてはサラリーマンでは限界がありますから、やはり自分で何か始めて、自分で成功しないと」。

そして、人との出会いという面でもメリットは大きい。起業するまでは到底会えなかった人と出会えるようになる。

「代表取締役っていう名刺を持って世の中に出て行くと、規模は小さいですけど社長は社長なので、他の会社の社長と対等に会えるじゃないですか。社長としての付き合いってのは面白い人に会えるチャンスが非常に多いです」。

逆に最も苦労した点はやはり創業当初の資金繰りだ。

「創業後半年なり1年が一番危ういところですから、売り上げが思ったより上がらないで早くお金が出てしまう、そういう時は不安になりますね。ある程度、例えば1か月目、2か月目の売り上げが見えてる状態で創業するのが一番いいんですけど、最初のうちは資本金が減る一方でしたね。で、自分が企画したビジネスが売れなかったらそのまま沈没して倒産。資本金が尽きたらそれで終わりですからね」。

ネットエイジグループはインキュベーター事業を行っているが、そこには起業のしづらさを変えたいという気持ちや、「結果的に自分が創業していろいろ経験してきたことについて、これから始める人を支援したいし、助けたい」という発想もある。

起業は日本の経済にも貢献することになる。誰もがベストを尽くせる状況、それが起業という選択肢だ。

「日本経済全体の最適化という意味では、優秀な若手が大企業ばっかりに行ってしまうのはもったいない。本来独立してやっていく方が向いているような人も大企業に行くと、フルパワーが発揮できないで終わっちゃう。そういう意味では誰もがフルパワーを発揮した状態が日本経済にはいいんでしょうから、起業家に向いている人はどんどんやったほうがいいと思うんです」。

西川氏が考える「起業家向きの人物」、それは「独立心が旺盛、なんでも自分でやらなければ気がすまない人で、尚且つ、人の心を捉えるような、周りの人を共感に巻き込めるような人」だという。

「でも、向いてないという人も客観的にどこまでそうなのかわからないというのもありますから、ホントに起業したいと思ったらやってみる、それしかないですよね。やってみて、うまくいかなくて失敗に陥ってもまためげずに何度もやるのか、やっぱり向いてないと思ってやめておくのか、それは自分の人生を試すっていう感じですかね。何事も一歩踏み出さなければ始まらないですから」。

信念があるなら、まず一歩を踏み出すことである。起業にはそれだけの価値がある。結局のところ、行動を起こした人と立ち止まっている人には差が出てくる。

ネットエイジグループは現在、新しいビジネスの実現をサポートするため、インターネットビジネスプランコンテストを開催している。

「我こそはと思う人はどんどん応募してみて下さい。まぁ応募して落選したとしても、事業計画書を書いてみるっていうきっかけにはなりますので、一回落選してもめげずに、またブラッシュアップするくらいの気持ちでね。ちょっとしたことがきっかけで自分がチャンスを掴めるってこともありますから」。


「第1回インターネットビジネスプランコンテスト」
詳細はこちら
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