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オープンソースの波、アニメーション分野にも

Sean Michael Kerner
2004年5月10日 / 00:00
 
 
オープンソース型ソフトウェアは、あらゆる分野に入り込み始めている。非営利のオープンソース団体 Blender Foundation が 3D グラフィック制作ツール『Blender』の最新版をリリースしたことから、アニメーションの分野にもこの波が訪れるかもしれない。

最新版『Blender 2.33』(4月30日リリース) では、さまざまな機能が大幅に強化されている。その中で最も注目すべきは、Blender がコード非公開のプロプラエタリ (専有) プログラムだった頃のコア機能がいくつか復活したことだ。Blender は元々、プロプラエタリ プログラムとして誕生したもの。その後2002年10月に、GPL (一般公衆利用許諾契約書) に従うオープンソース型プログラムとして、公式に生まれ変わった。

Blender は、3D グラフィック制作用の完全統合型スイート製品で、「モデリング」「アニメーション」「レンダリング」「ポストプロダクション」「リアルタイム型インタラクティブ 3D」「ゲームの制作と再生」などの機能を備える。しかも、プラットフォーム横断的な互換性を持つ。バージョン 2.33 では、オープンソース化して無くなっていた機能のうち、「Game Engine」機能が復活した。他にも、多数のフィルタや機能が強化されており、プロプラエタリ プログラムにぐんと近づいた。

Blender オリジナル版のプログラマで、Blender Foundation 創設者の Ton Roosendaal 氏は、オープンソース版 Blender について、ダウンロードがこの1年間に200万回以上に上り、その80%が Windows ユーザーによると推測されると述べた。しかし、オープンソース型プロジェクトならどれも通過せねばならない局面を経験中だと言う。同氏は、internetnews.com の取材に応えて次のように語っている。

「オープンソースという観点から見ると、Blender はまだ非常に若い。今は、『OpenOffice』や『Mozilla』など他のオープンソースプロジェクトが通ったのと同じような段階を経験しつつある。つまり、プログラムコードの改良を分担サポートしたり、メインテナンスをより容易にしたりしてくれる、良いチームを見つける段階だ。有料でサポートを受けることに関心を示す企業があるのは分かっている。したがって Blender Foundation の目標は、そうした企業の要求に応じられる優れたサポートネットワークを作り上げることだ」
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