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ソーシャルネットワーキングの先行き

三宅朝広
2004年3月30日 / 00:00
 
 
最近ソーシャルネットワーキングサイトがいくつかでてきている。 代表的なものだけあげても「orkut」「friendster」「linkedin」、 日本のサービスでも「mixi」「gree」といろいろある。

確かに人と人とのつながりを可視化させることによって巨大な友達 Map ができあがるので、 それをながめるだけで、 「ああ、僕の友達のA君とB君はつながってたのね」というように思わぬ発見があって楽しい。

しかしそれには限界がある。 可視化できないつながりこそ重要なつながりだったりもするからだ。 たとえば、 提携交渉中の相手とのつながりを可視化させると競合からばればれだし、 浮気相手を可視化させると奥さんからばればれだ。

しかも単に人と人とのつながりを可視化させたとしても、 そのつながりがどういう意味をもっているつながりかがわからなければ、 友達 Map の価値が半減する。

意味のある友達 Map を作るとすれば、 人と人をつなぐ線の太さ(つまり友達度の濃さ)とその線の色(どのような友達なのか)、 そしてその線のベクトル(どちらがどれだけ友達感をもっているか)を可視化させる必要がある。

確かにそこまでの友達 Map をつくりあげるのは困難だが、 今現在それが可能な会社が何社か存在する。 Microsoft や Yahoo などのメッセンジャー提供会社である。

もちろんメッセンジャーのユーザーだけに限定はされるが、 誰と誰がつながっているのかはわかっているわけだし、 その線の太さもメッセージのやりとりの頻度でわかるわけだし、 その線の色もメッセージの内容でわかるわけだし、 その線のベクトルもどちらから話をはじめるのが多いかで ある程度わかる。

そしてそれは現在の言語解析技術を駆使すれば可能である。

つまりすでにほぼ完全な友達 Map はメッセンジャーで実現されており、 それを可視化していないにすぎない。

可視化した場合にのみ実現できる機能は、 自分の友達間のつながりのおもわぬ発見程度であり、 可視化していなくても、 現在考えられているソーシャルネットワーキングでのビジネスは十分成立する。

つまり前述したソーシャルネットワーキングサービスが最終的に競合とするのはメッセンジャーであり、 それは Microsoft であり Yahoo でもある。

果たしてその戦いに勝算があるのか? あるいは戦う前に売却してしまうのか?

いずれにしても今後の先行きに興味は尽きない。
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