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ビジネス2000年11月1日 00:00

【Internet World 2000 :会場展示】

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著者:谷本 真由美 ニューヨーク特派員
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ハードウウェアはどこに? 今回の展示で目立ったのは、ハードウェアの展示が驚くほど少ない、という点であろう。日本のIT関係のイベントであ れば、まずハードの展示ありという感じだが、Internet World 2000の会場ブースのほとんどで展示されているのが 「液晶モニター」のみ。基本的に、どこの会社もデモンストレーションはWebサイトを使った自社サービスの宣伝だ。

ワイヤレスは別会場? それを象徴するのは、ワイヤレス関連機器・ビジネスの展示の少なさだ。ASPやソフトウェア製品に比べ、展示が少なか った。その理由は、むしろワイヤレスビジネス熱の高まりにあるといえるだろう。今回のような包括的なネットイベン トではもの足りないので、Penton 社や他のイベント開催会社が全米各地でワイヤレスに的を絞ったイベントに出席者が 流れる傾向がある。

Palmここにあり ワイヤレス展示・ハードウェアの展示が少ない中、会場で最も目立ったのが、Palm社ブースである。世代・国にかかわ り無く、ガラスケースの中の最新型 Palm OS 搭載デバイスを熱心にのぞきこむ来場者で、ブースが込み合っていた。

Palm は世界標準 競合他社を退け、今や Palm OS は北米だけでなく、世界標準となりつつある。イベント直前の19日には、GSM を使用 して西ヨーロッパでもワイヤレス接続が可能な Palm Mobile Internet Kit を発表。そのためか、ヨーロッパからの 来場者も数多くブースに姿を見せた。


Palm の社会的認知度 さらには、同25日にはアメリカ教育省、SRI Internetional 社と共同で、アメリカの中等教育機関に Palmを提供する プログラムを発表、いまや Palm は社会的にも広く認知されている。先立って3週間前に放映された CNN では、Palm を宿題・スケジューリング・メールの送受信に活用する高校生の姿が報道された。Palm はパソコンを購入できない予算 不足の教育機関の救世主になる可能性がある、とのことだ。

Palm はビジネスソリューション さらに今回注目されたのは、Palm がビジネスソリューションの一部として熱い注目を浴びている点である。25日にはビ ジネスインフラシステムソリューションを提供する Peregrine Systems, Inc との提携を発表。Palm Powered を使 用して同社のソフトウェアが今年末に使用可能になる。

ワイヤレスフォーラム・マーケティング・E-コマースとどのフォーラムでも、Palm OS 搭載のハンドヘルドデバイス が、最も重要なワイヤレスビジネスソリューションとして取り上げられていたのも印象深い。

エリクソンの新タッチスクリーンフォン 来場者の目を引いたのは、エリクソンのスマートフォンであろう。新モデル R380 タッチスクリーンフォンは移動の激 しいビジネスユーザーをターゲットにしている。北米地域では、飛行機を新幹線なみに駆使して、各都市に出張するこ とが珍しくない。そのため、ビジネスユーザーが新しく訪れた土地の情報を即座に入手することは重要だ。さらに、携 帯電話はビジネスマンが使用することが多いので、ビジネスユーザーに的を絞った製品は妥当といえる。

電話機本体にはすでに北米地域限定のナビゲーションシステムが組み込まれている。ユーザーは、タッチスクリーンに 触ることで、ナビゲーション情報を引き出すことが可能だ。さらに、地図だけではなく40以上のビジネスリスティン グ、各企業のブランドリスティング、製品やレストランの紹介、自動車用ナビゲーションも含む。全米29の主用都市 から、サービスが開始される。


主役はASP、ERP、CRM 反面、数の多かった展示は、ASP、ERPCRM関連のソフトウェアデベロッパーである。ASP、EPR、CRM製品に熱い視線が注 がれる背景には、急速な BtoB 市場の伸びがある。ボストンコンサルティンググループの調べでは、2004年までに40% の北米市場の BtoB 取引が、オンラインになるとの予測だ。

重要なのはインタグレーション Metastorm 社は、E-プロセス オートメーションソフトウェア Software Developer`s Kit (SDK) を発表した。 SDK は、パートナーであるマイクロソフトの ERP (Enterprise Resource Planning) や CRM (Customer Relationship Management)などのソリューションをサポートする。 SDK の際立った点は、エンドツーエンドのソリ ューションを提供できることだ。システムインテグレーター、企業内デベロッパーが、ビジネスソリューションを開発 する際に有利になる。さらには、既存の企業アプリケーションの機能を拡張できるとのことだ。

ドイツの ERP さらに、海外の企業も ASP、EPR、CRM に熱い視線を注いでいる。ドイツの Openshop Holding AG, Ulm は新たに開 発された Openshop Business 2 を発表した。この製品は、eBusiness Transaction Platform が下地になってお り、E-ビジネスソリューションが、サプライチェーンの統合から、大規模なネット焦点の設立まで、サプライチェーン のさまざまな段階で実行可能になる。プロトコルレイヤーは、HTM、XML、ECML(E-コマースモデリング)、WML(ワイ ヤレスマークアップ言語)など主要なインターネット標準のすべてに適応可能だ。

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