無料通話、メッセージアプリの「LINE」で、無料のリアルタイム位置情報共有サービス「LINE HERE」が公開された。目印のない場所やわかりにくい場所、混雑している場所でも待ち合わせできる。また、子どもや高齢者の居場所確認などにも利用できる。

LINE HERE、ここにいるよ―無料のリアルタイム位置情報共有サービスを開始
LINE HERE

iPhoneとAndroidで利用できる。対応する言語は、日本語、英語、中国語(繁体字)、タイ語、インドネシア語。サービス地域は韓国と中国を除く全世界。

LINE HERE は、家族や友人、グループなど、アプリをインストールしているユーザー間でお互いの居場所を共有できる、リアルタイム位置情報共有サービス。ただし、このサービスを利用するには、LINEかFacebookのアカウントと認証が必要。

アプリ上でグループ(シェアルーム)を作成し、相手にLINEやfacebook、SMSなどで招待URLを送信する。相手が承諾すると、お互いのアイコンが地図上に表示され、位置情報をリアルタイムで共有・確認できるようになる。同時に複数のシェアルーム・URLを作成・発行でき、それぞれ200人まで参加できる。
 
ユーザーが移動するとアイコンも移動するので、待ち合わせ時に、わざわざ連絡をしなくても相手がどこにいるのか把握できる。また、現在地以外に、自宅・学校・会社など頻繁に訪れる場所、目標地点を検索・設定でき、位置情報を共有するメンバーが指定した場所に近づいたり、離れたりした際に、プッシュ通知を受け取るように設定することができる。

この機能は、子どもが塾などに到着したかどうか確認したり、高齢者が自宅を離れていないかどうか確認するのに便利だ。
 
適切にプライバシーを守るため、シェアルームごとに「タイマー設定」し、位置情報の共有が有効な時間を設定できる(最大24時間まで)。また、個々のユーザー単位でも、位置情報共有を任意で一時的にオフできる。基本設定は2時間で、時間制限なしや0〜24時間まで、1時間単位で設定・変更できる。

なお、サービス公開を記念して、8月29日の一日限定で、人力車に乗ったLINEキャラクターのブラウンが東京都内に出没し、LINE HEREを使ってブラウンの居場所を見つけた人やtwitterに投稿した人にプレゼントが当たるイベントも実施する。