富士山保全協力金は、富士山山頂までの登山者から徴収するものだが、これを支払った人には、スマートフォンを充電できるモバイルバッテリが無償で配布される。ただし、先着1,000セットがなくなり次第終了となる。

「富士山保全協力金」を払った登山者にはモバイルバッテリが無償で
富士山

このモバイルバッテリは、KDDIが提供し、富士山ツーリズム御殿場実行委員会が「Mt.FUJI TRAIL STATION」(マウントフジトレイルステーション: 通称トレステ)で配布に協力する。集められた富士山保全協力金は、富士山の環境保護や登山者の安全対策などに使われる。また、Mt.FUJI TRAIL STATIONは、7月18日〜2015年9月10日の、夏の開山期間中約2か月にわたり、御殿場市が開設するもの。

富士山は、2013年6月に世界文化遺産に登録された、国内外から毎年多くの登山客が訪れる観光名所だ。一方で、登山者の増加に伴い、一層の環境保護や登山者の安全対策が必要になっている。