LINE は、無料メッセージ/通話アプリケーション「LINE」の iPhone 版を Apple の腕時計型ウェアラブル デバイス(スマートウォッチ)「Apple Watch」に対応させる。これにより、腕の Apple Watch で LINE メッセージ(トーク)閲覧やスタンプ返信ができるようになる。Apple Watch と連携可能な iOS 版 LINEのバージョンは「ver5.0.2」(3月27日リリース)以上。Apple Watch は4月24日発売で、購入予約受付は4月10日から行われている。

LINE 対応は Apple Watch 普及の起爆剤になるか?
LINE が Apple Watch に対応

LINE の Apple Watch 用アプリケーションは、iOS 版 LINE をインストールした iPhone と連携する。Apple Watch で閲覧可能な LINE のコンテンツは、新着メッセージのテキスト、スタンプ、絵文字、画像。動画や位置情報は着信が通知されるだけで、iPhone で閲覧することになる。

Apple Watch からの返信はスタンプ/絵文字で行い、テキストや画像の送信はできない。スマートフォン向け LINE アプリケーションと違って、Apple Watch 用 LINE アプリケーションはスタンプ/絵文字の追加ダウンロードに対応しない。返信に使えるスタンプ/絵文字は、初期搭載されているスタンプ38種類と絵文字144種類に限られる。

なお、LINE の利用者は年代の高い層にも多く、男女問わずユーザーがいる。しかし、10代女性新成人に注目すると、利用率は9割を超える驚異的な状況だ。しかも、「LINE が生活の一部」になるほど使用頻度が高い。今回の Apple Watch 対応 LINE のリリースが、こうした LINE ユーザーへの Apple Watch 普及の起爆剤になるかもしれない。

Apple Watch 普及の起爆剤になるか?
Apple Watch 普及の起爆剤になるか?