au 初のシニア向けスマホ BASIO KYV32 |
BASIO KYV32 のキャッチ コピーは「だれもが使いやすいシンプルさ」。KDDI が NTT ドコモ/ソフトバンクから遅れて初めて投入するシニア向けスマートフォン。スマートフォンの所有率が全体的に伸び悩むなか、モバイル機器所有者のうちスマートフォンを持つ人が46%にとどまる50代と、28%しかない60代といったユーザー層に狙いを定めて拡販を図る考え。KDDI は、新たなスマートフォン利用者を開拓する別の戦略として、au ブランド初の子ども向けスマートフォン「miraie KYL23」も先日投入している。
シニア層の利用を意識し、画面の見やすさや使いやすが特徴で、電話で通話することが多いため音にもこだわったそうだ。具体的には、まず電話/メール専用の光るハードウェア ボタンと、側面のカメラ専用ボタンなどを設けて、操作性を高めた。画面も、文字サイズが Android 標準の1.75倍に大きくなる「でか文字」や、大きく表示する「拡大鏡」機能により見やすいという。音の聞こえ方にについては、ディスプレイ全体を使って音と振動で通話相手の声を伝える「スマートソニックレシーバー」を採用。特に「au VoLTE」専用にチューニングしており、相手の声の速度を落とす「ゆっくり通話」、通話中に好みの音質に調整できる「聞こえ調整」などの機能と相まって聞こえやすいとしている。
au スマートサポートも BASIO では大きく見やすく |
画面は約5.0インチ(FHD:1,920×1,080ピクセル表示)液晶で、約1,300万画素のメイン カメラと約97万画素のサブ カメラを搭載する。IPX5/IPX8 相当の防水性、IP5X 相当の防塵性に加え耐衝撃を備える。RAM サイズは 2GB、ストレージ用メモリ サイズは 16GB。バッテリ容量は 3,000mAh。プロセッサは、動作周波数 2.3GHz のクアッド コア品。Android OS のバージョンは4.4。
LTE を発展させた次世代通信規格「LTE-Advanced」の応用であるキャリアアグリゲーション(CA)技術に対応しており、複数の周波数帯を同時に使って下り最大 150Mbps のデータ通信が行える。LTE 音声通話サービス「au VoLTE」も利用可能。通信規格「WiMAX Release 2.1」を採用する下り最大 110Mbps の高速通信サービス「WiMAX 2+」にも対応する。無線 LAN(Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac)/Bluetooth(Ver.4.0)による無線データ通信が可能。Wi-Fi テザリング(最大10台)も行える。ワンセグ/緊急速報メール/GPS/赤外線通信に対応。フルセグ/おサイフケータイ/ハイレゾオーディオ/NFC には対応していない。
おおよそのサイズは幅70×高さ142×厚さ 10.4mm、重さは約 152g。ボディ カラーは「ゴールド」「ピンク」「ブルー」の3色。
カラー バリエーション |