英国の M2M 通信装置メーカー Telit Wireless Solutions(テリットワイヤレスソリューションズ)によると、NTT ドコモによる、Telit の LTE 対応「LN 930-AP」データカードの相互運用性試験が完了したそうだ。

NTT ドコモによる M2M モジュールの相互運用性試験プログラムは、ネットワークに展開する顧客機器にモジュールを組み込むうえで、NTT ドコモが要求する最終段階となる。この種の試験プログラムは、試験済みのモジュールに基づいて顧客アプリケーションを開発する際に、モジュールベンダーから適正なテクニカルサポートを得られるようにするものでもある。

相互運用性試験が完了したことにより、LN 930-AP LTE モジュールは、NTT ドコモのモバイルネットワークで動作・運用できる要件を満たしたことになる。LN 930-AP データカードは、PDA、電子書籍リーダー、タブレット、モバイル機器、一般家電など、高いスループットを要件とする機器向け。フルサイズ、ハーフサイズの Mini Card からさらに小さなフォームファクタへ移行するのに最適な製品。

LN 930-AP は、LTE ネットワークでは下り 150Mbps、上り50Mbps、DC-HSPA+ ネットワークでは下り 42Mbps、上り 11.5Mbps のデータ転送速度を持つ。

なお、Telit の 3G 対応「HE910」シリーズは、NTT ドコモによる相互運用性試験をすでに完了している。

英テリットのデータカードがドコモ LTE 相互運用試験を完了
LN93x ファミリ