中堅ニュースアプリケーション「カメリオ」は、ダウンロード数が10万件を突破した。開発元の白ヤギコーポレーションが発表した。同社はこれに伴い、著名人を起用したキャンペーンを始めたが、その人選は特徴的だ。ブロガーのやまもといちろう氏やジャーナリストの佐々木俊尚氏の名前が挙がっている。

ニュースアプリ「カメリオ」--やまもといちろう氏・佐々木俊尚氏らを起用したキャンペーン
キャンペーンに起用する著名人の一部

数百万のダウンロード数をうたう「SmartNews」や「Gunosy」に比べ、ニュースアプリとしてはあまり目立たないカメリオだが、テーマごとに過去の報道をさかのぼって振り返れる「タイムマシン」機能を使ったデング熱感染の分析など変わった試みは関心を集めている。

今回のキャンペーンも目を引く。著名人にカメリオ内での「お気に入りのテーマ」やその理由、実際に使って感じた利便性についてインタビューを行うというものだが、人選が特徴的だ。

白ヤギコーポレーションが挙げている著名人は以下の通り。

池澤あやか(Ruby が書けるギークな女優)
牛窪万里子(元 NHK キャスター・フリーアナウンサー・メリディアンプロモーション代表)
海老名久美(テクニカルライター・技術翻訳者『「次もよろしく!」と言われるための仕事術 』著者)
OZPA(ブロガー・「OZPA の表4(おつぱのひょうよん)」)
佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト・TABI LABO 共同編集長)
白石昌則(『生協の白石さん』著者)
長尾卓(弁護士・AZX Professionals Group / AZX 総合法律事務所)
西村創一朗(人材サービス企業勤務・メディアプランナー)
まぐにい(YouTuber・「まぐにぃの iPhone チャンネル」)
森川富昭(慶應義塾大学 准教授)
やさしいおばけ(いい会社 elegirl 代表・東京とベルリンを拠点に展開)
山田真哉(『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』著者・公認会計士・税理士)
やまもといちろう(ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役)

インタビューは10月29日から11月5日にかけて、順次掲載していくという。10月29日時点では、佐々木俊尚、牛窪万里子の両氏の記事が公開となっている。

このキャンペーンは、競合サービスが実施する大々的なテレビ CM のような効果は見込めないだろうが、変わったものを好むファンを獲得できるかもしれない。