iPhone などから エボラ出血熱の救援金を寄付できる取り組みを、KDDI(au)やソフトバンクグループが相次ぎ開始した。携帯電話料金と合算で支払える。寄付先はいずれも日本赤十字社。11月28日までの期間限定となっている。

iPhone でエボラ出血熱救援の寄付を--au・ソフトバンクが相次ぎサービス開始
au の募金ページ

死亡率の高い感染症であるエボラ出血熱の被害が大きいことを踏まえた動きだ。集まった寄付は、日本赤十字社を通じ、感染の続く西アフリカ地域の各国赤十字社と国際赤十字社の救援活動資金として使う予定。

au は「災害支援:西アフリカ エボラ出血熱救援活動支援」として募金を開始。iPhone などから専用サイトで手続きすると、au の携帯電話料金と合算で支払えるほか、インターネット専業銀行「じぶん銀行」の口座からも寄付が可能。金額は100円、300円、500円、800円、1,000円、3,000円、5,000円のいずれかを選べる。

ソフトバンクグループでは、「エボラ出血熱救援金プロジェクト」と題して、ソフトバンクモバイル、ソフトバンク BB、ソフトバンクテレコムの3社が募金を実施する。こちらも専用サイトから簡単に申し込める。寄付額は100円、500円、1,000、3,000円、5,000円、1万円から選択可能。なお「毎月継続寄付」を選択すると、今回の取り組みが終了した後も、日本赤十字社が実施する国内外の災害支援や救援活動に寄付することになる。

ソフトバンクのユーザーはほかにも「ソフトバンクポイント」を募金に充てられる。こちらも専用サイトから申し込みが可能。また同社のスマートフォン、携帯電話から「*5577」という番号に発信すると、「かんたん募金ダイヤル」を利用できる。

なお、NTT ドコモでは、エボラ出血熱の救援について状況を慎重に見ながら検討しているとのこと。