同人誌即売会「コミックマーケット86」の参加者のために、広い範囲で安定して通信ができるようにと登場した「空飛ぶ無線 LAN(Wi-Fi)基地局」。その写真が公開となったので、あらためて紹介する。

コミケ1日目--「空飛ぶ Wi-Fi 基地局」がいよいよその雄姿?を披露
気球はこのクルマの中に納まるサイズ

コミケ1日目--「空飛ぶ Wi-Fi 基地局」がいよいよその雄姿?を披露
気球はクルマとつながっている

気球は地上数十メートルの高さまで揚がる
気球は地上数十メートルの高さまで揚がる

この設備はソフトバンクモバイルが開発したもので、正式名称は「車載係留気球 Wi-Fi システム」。原型となったのは、災害時に通信網を短期に復旧させるためのシステムで、もともとは 3G 通信を中継する機能を備えていた。今回は Wi-Fi の基地局に変更してサイズを小さくし、クルマに積み込めるようにした。

コミケにふさわしいユーモラスな姿だ。しかし将来、地震や台風で大きな被害が出た後に、すばやく通信網を仮設する手段としてはなかなか悪くない着想と言えるだろう。

ソフトバンクは当面はあちこちのイベントに同設備を出動させる予定。見つかった問題点や、つちかった運用ノウハウをもとにシステムを改良していけば、いずれ災害時の心強い味方になるかもしれない。