ソフトバンクグループのワイモバイル(旧イー・アクセス)は、「Y!mobile」ブランドのサービスを8月に開始すると発表した。月額5,980円(税別、以下同じ)で毎月 7GB の高速データ通信ができ、さらに通話定額も付いたプランなどが目玉。対応スマートフォンも同時に発売する。

ワイモバイル新プラン、月5,980円で 7GB 通信可能、300回の通話定額付き
ワイモバイル

ウィルコムと6月に合併したイー・アクセス(イー・モバイル)は、紆余曲折を経て7月にワイモバイルへと社名変更。同じソフトバンクグループのヤフーと連携する携帯電話サービスの新ブランドとして Y!mobile を立ち上げた。

今回発表になったのは8月から始まる Y!mobile のサービス概要。内容は多岐にわたるが、料金プラン、割引、新機種、ヤフーとの連携の順に紹介していく。

■月5,980円で 7GB の高速通信が可能、通話定額も付属


Y!mobile の新料金プラン「スマホプラン」は、音声通話とパケット定額サービスが一体になっており、月間のデータ通信量上限が異なる S、M、L の3種類がある。いずれも10分以内の国内音声通話であれば相手を問わず、月300回までの制限付き通話定額が利用可能。さらに月額1,000円の追加料金を支払えば、他キャリアと同じく回数、時間を問わずかけ放題になる。

料金は以下の通り。

スマホプラン S:月額2,980円、月間データ通信量 1GB
スマホプラン M:月額3,980円、月間データ通信量 3GB
スマホプラン L:月額5,980円、月間データ通信量 7GB

すべて2年拘束が前提となる。またソフトバンクモバイルから MNP(番号ポータビリティ)制度で乗り換えた場合には月額1,000円高くなる。

対応機種は新製品の「DIGNO T」「STREAM S」、および従来製品「AQUOS PHONE ef」「Nexus 5」「AQUOS PHONE es」「ARROWS S」「DIGNO DUAL 2」だ。通信速度については、それぞれの機種の仕様に準じる。例えば DIGNO T では下り最大 76Mbps、STREAM S では同 75Mbps だ。

なお、従来のウィルコム、イー・モバイルブランドの一部料金プランは新規申し込み受け付けを終了する。ただし「4Gデータプラン」「新ウィルコム定額プラン S」はそれぞれ8月から「Pocket WiFiプラン」「ケータイプラン」として新たにサービスを開始するという。

ちなみにイー・モバイル、ウィルコムブランドで従来1,500円〜2,000円だった各種事務手数料は、3,000円に値上げして統一となり、ソフトバンクモバイルと横並びになる。

■複数回線を契約すると月額500円割引


複数回線を契約すると割引があるのも見逃せない。「家族割引サービス」として個人のユーザーは最大10回線まで、2回線目以降の月額料金が安くなる。スマホプランは1回線当たり月額500円、ケータイプランは月額基本料全額が割引になる。

「法人割引サービス」として法人のユーザーは2回線以上契約すると、スマホプランが1回線当たり月額500円割引になる。また「ビズ割サービス」では6回線以上契約した法人ユーザーのスマホプランが同500円割引になる。

さらにいくつかのキャンペーンを用意している。例えば「スマホプランM/L お試しキャンペーン」では、個人、法人ユーザーいずれの場合も、スマホプラン M、同 L を契約した月の基本料が2,980円になる。

■スマートフォンの新機種

ワイモバイルが8月から順次発売する新機種はスマートフォン2機種と、モバイル Wi-Fi ルータ1機種、従来型携帯電話4機種となる。

DIGNO T 302KC
DIGNO T 302KC

スマートフォンのうち、「DIGNO T 302KC」は京セラ製で9月以降に発売。野外でも使いやすい頑丈さが特徴だ。IPX5/IPX7 相当の防水性能と、IP5X 相当の防塵(ぼうじん)性能、MIL規格に準拠した耐衝撃性能を備える。

4.5型 qHD(960×540ドット)ディスプレイと、約800万画素カメラを搭載し、CPU はクアッドコアの Qualcomm MSM8926(1.2GHZ)。OS は Android 4.4 だ。900MHz/2.1GHz 帯の 3G と LTE 回線が利用できるほか、2.5GHz 帯のAXGP(TD-LTE)方式にも対応する。下り最大 76Mbps の高速通信が可能。

STREAM S 302HW
STREAM S 302HW

「STREAM S 302HW」は中国華為技術(ファーウェイ)製で8月発売。6.8mm の薄さで 110g という軽さが特徴。

約4.7型 HD(1280×720ドット)ディスプレイと、 約800万画素カメラを搭載し、CPU はクアッドコアの HiSilicon KIRIN 910(1.6GHz)。OS は Android 4.4 だ。900MHz/1.7GHz/2.1GHz 帯の 3G 回線と、1.7GHz帯の LTE 回線が利用でき、下り最大 75Mbps の高速通信が可能。

■ Yahoo! Japan との連携


ヤフーとの連携も始まる。Y!mobile ユーザーは新たに Yahoo! Japan ID を取得するか、すでに持っている ID を使って各種サービスを利用できる。

キャリアメール「Y!mobile メール」は「@yahoo.ne.jp」というアドレスを採用しており、その専用アプリケーションでは「@yahoo.co.jp」を含む従来の Yahoo! メールを一緒に使える。またオンラインストレージ「Yahoo! ボックス」で、データ容量 30GB を無料で使える。

さらに「パケットマイレージ」として、Y!mobile のスマートフォンなどからポータル「Yahoo! JAPAN」にログインした日数に応じて「マイル」がたまり、その実績によって翌月に使えるパケット定額サービスのデータ通信量が増える。

ログイン画面のイメージ(左)とメールアプリ(右)
ログイン画面のイメージ(左)とメールアプリ(右)

獲得できるマイル

スマホプランS:1マイル/日
スマホプランM:3マイル/日
スマホプランL:7マイル/日

獲得したマイルによる特典

80〜199マイル:0.5GB 増量
200〜399マイル:1GB 増量
400〜599マイル:5GB 増量
600マイル以上:無制限に増量

マイルを翌月へ繰り越すことはできない。