子どもがスマートフォンで受け取った LINE のメッセージに問題がないかどうか、親の PC などから遠隔でチェックできるサービス「Filii」が話題だ。その仕組みは、大方の予想通り、Android OS のステータスバーにある「通知領域」に届く情報を読み取るものだ。

子どもの LINE を遠隔チェックする「Filii」--その仕組みは Android スマホの「通知領域」を読み取る
Filii

Filii は、子どもの Android スマートフォンに専用アプリケーションを入れることで利用できる。Filii を運営するエースチャイルドに問い合わせたところ、このアプリは、Android OS のステータスバーにある通知領域を見て、LINE のメッセージが届くと履歴を取得、分析。問題があると判断すると警告を発する。

LINE のメッセージを既読表示にせず閲覧できるアプリ「ちらみ」などと原理は同じだ。

親は PC やスマートフォンから専用 Web サイトにログインすると、警告を確認できる。いじめなどの対策に役立つと、エースチャイルドは説明している。

Filii のアプリ
Filii のアプリ

LINE のほか、「カカオトーク」「comm」「Facebook」「Twitter」も分析対象としている。ただし通知領域にあらわれないメッセージは把握できない。

またエースチャイルドによると、 iOS 版については要望が多いが、Android OS の通知領域を利用する方法はとれないため、今のところ開発に着手はしていない。ただし代替となる方法は幾つか考えているという。