米国 Google は、メガネ型ウェアラブル端末「Google Glass」の新たな改良を発表した。メモリ容量を 1GB から 2GB に拡大し、ソフトウェア面での改良を施している。

ビューファインダを表示させて写真撮影をしているところ(出典:Google)
ビューファインダを表示させて写真撮影をしているところ(出典:Google)

Google は2013年に Google Glass について幾つかの改良を施している。バッテリ稼働時間を20%伸ばし、音声検索を10%高速化。またメガネ部分について、多様な形状や色合い、度数に対応した。

今回はさらにメモリ容量を増やして処理性能を高めた。ソフトウェア面では、天気やニュースなどさまざまな情報をカード形式で適切なタイミングで表示する「Google Now」の機能を改良し、ユーザーにクルマを駐車した場所を思い出させたり、荷物がいつ到着するかを知らせたりできるようにした。

このほか、Google Glass でより便利に写真を撮影できるような変更も行った。ユーザーが「OK、Glass、ビューファインダを表示してくれ(ok glass, show the viewfinder)」と音声で命令すると、Google Glass ごしに見る風景の四隅に白い L 字型の縁取りを浮かべる。さらに「OK、Glass、写真を撮ってくれ(ok glass, take a picture)」と言ってウィンクするか、カメラボタンを押すとシャッターを切る。

Google ではこれらの改良について、SNS「Google+」上で意見や感想を求めている。