ソフトバンクモバイルは、スマートフォンや携帯電話向けの新料金プランとして、月額制で国内向け音声通話が利用し放題になる「スマ放題」の提供を7月1日に開始する。本年1月の発表後に提供延期した新料金プランと名称は同じだが内容は大きく変わり、NTT ドコモが6月1日より提供している「カケホーダイ」を踏襲した料金/サービス体系となった。ただし、定額データ通信プラン「データ定額パック」には、上限通信データ量まで消費せず余った使用可能データ量を翌月に繰り越せる「データくりこし」オプションを用意する。ソフトバンクは、6月11日より事前予約の申込みを受け付ける。

ソフトバンクが LTE スマートフォン向けとして新料金プランを初めて発表したのは2014年1月。その後、4月に内容を見直すとともにスマ放題という名称も公表し、4月21日に提供を開始するとしていた。この時点で、利用可能な音声通話の通話時間や回数には上限が設けられており、ドコモのカケホーダイと「パケあえる(シェアパック)」に比べ見劣りする内容だった。これが影響したのか、ソフトバンクは「競争環境の変化」を理由に挙げ、この“旧”スマ放題の提供を延期していた。

“新”スマ放題は通話時間と回数の上限を撤廃し、定額の「基本プラン」で基本的に無制限で利用可能とした。2年契約時の月額料金は、スマートフォン向け「通話し放題プラン」が2,700円、3G 携帯電話向け同プランが2,200円、タブレット向けのプランが1,700円で、ドコモの「基本プラン」と同一。

データ通信を定額化するデータ定額パックの主な月額料金は以下の通り。これも、ドコモの「パケット」パックと同様だ。

・「データ定額パック2」:2GB まで、3,500円
・「データ定額パック5」:5GB まで、5,000円
・「データ定額パック10」:10GB まで、9,500円
・「データ定額パック15」:15GB まで、1万2,500円
・「データ定額パック20」:20GB まで、1万6,000円
・「データ定額パック30」:30GB まで、2万2,500円

スマ放題とドコモの料金プランの大きな相違は、ソフトバンクが用意したデータくりこしオプションにある。これは、データ定額パックに設定された最大データ量を使い切れなかった場合、残った利用可能データ量を 100MB 単位で翌月に繰り越せるもの。1GB 当たり1,000円で追加購入したデータ量も繰り越し対象となる。ドコモは同内容のオプションを用意していない。ただし、データ定額パック2は適用対象外で、後述する「家族データシェア」「U25ボーナス」との併用ができない点は注意しよう。

そのほかにソフトバンクは、ドコモのパケあえる対抗オプションとして、データ通信量を家族で共有できる「家族データシェア」を8月1日より提供する。利用に必要な追加料金は子回線1つ当たり月額500円で、ドコモと変わらない。データくりこしとの併用ができないうえ、データ定額パック2が対象外で、後述する「家族おトク割」との併用にも対応していない。

さらにソフトバンクは、家族で利用する回線数に応じてデータ定額パックの月額料金を2年間割り引く「家族おトク割」、長期契約者の「T ポイント」付与率を高める「長期継続ボーナス」、25歳以下の利用者を対象とする割引/データ増量特典「U25ボーナス」も提供していく。