米国の非営利消費者組織である Consumers Union が発行する Consumer Reports によると、2013年には、米国で約310万人がスマートフォンを盗まれる被害にあった。また、昨年は140万台のスマートフォンが紛失したままユーザーの手に戻らなかったそうだ。

盗まれた、あるいは紛失したスマートフォンにどの程度の情報(写真や連絡先、電子メールアカウントからソーシャルネットワーク、買い物、銀行アプリ)があったかを考えると、震え上がるのも無理はない。

しかし、スマートフォンを盗難や紛失から守るための、一番簡単なこともしていないユーザーが、約3分の1も存在する。(下図を参照)。

一方で、4桁の PIN コードで画面をロックするという、一番簡単な防衛手段をとっているユーザーは、以前の年に比べ、50%増加してそうだ。

4桁の PIN コードは何もしないよりましだが、パスコードが長くなると、より強固な保護が得られる。クラックするのに時間がかかるからだ。

しかし、不幸なことに、スマートフォンユーザーの大半は、長いパスコードを作ったり、スマートフォンの場所を突き止め、中身をリモートで消去できるソフトウェアをインストールしたりするような、より積極的な措置をとるのを怠っている、と同組織は指摘する。
スマートフォンはどこに行った? 2013年には310万台が盗難―米国の消費者組織が調査
スマートフォンはどこに行った?