現在位置をもとに、よい料理を出す飲食店を検索する--スマートフォンの使い方としては一般的だが、この分野にもキュレーション機能を駆使したアプリケーションが台頭しつつある。以前からある「Retty」などに加え、新顔も幾つか登場している。

グルメ分野でもキュレーション台頭、お店を自動で探す「Retty」「Syncro Life」「TERIYAKI」「Chrono」
Retty

実名制を特徴にした Retty は、ソーシャルメディア上の友人などの信頼できる口コミから近くの店舗を探せる。サービス開始は2011年。キュレーション機能を押し出したグルメアプリとしては比較的早い時期に登場したものだ。

2012年に開始した「SynchroLife」もやはりソーシャルメディア上の友人が投稿した店舗の格付け情報を使って検索ができるが、自分と好みの似ている友人に絞り込んで情報を探せる点が特徴となっている。

SynchroLife
SynchroLife

2013年に登場した「TERIYAKI」はまた違った方式をとっている。ソーシャルメディア上のつながりを使うのではなく、同アプリをプロデュースした堀江貴文氏ら18人が選んだ店舗を探せる。「人力」キュレーションの試みは目を引く。

TERIYAKI
TERIYAKI

この3月中に公開予定の「Chrono」は、ユーザーのパーソナルデータを蓄積して、最適な店舗を推薦する。アプリで閲覧した店舗を自動で学習するため、使い続けるほど精度が上がるとしている。

Chrono
Chrono

こうしたアプリの台頭は、すでにニュース分野で起きている現象がグルメ分野でも繰り返される兆候だろうか。

ニュースの分野では、多数のブログやニュースサイトの新着記事を細かくチェックするRSS/フィードリーダーから、身近な話題や人気の話題を効率よく拾い上げて読むキュレーションアプリ「SmartNews」「Gunosy」などへ、ユーザーの関心が移ってきている。グルメ分野が似た経過をたどるとすれば、「ぐるなび」や「食べログ」のような大手飲食店情報サービスも今後、ソーシャル、キュレーション機能の強化を急ぐことになるだろう。