Ubuntu 搭載スマートフォンが2014年ついに登場する。2月19日朝開催されたビデオカンファレンスで Ubuntu 創始者である Mark Shuttleworth 氏が公表した。

Ubuntu 搭載スマートフォン、Meizu と bq から今年登場
Ubuntu 搭載スマートフォンがついに登場!

Shuttleworth 氏が Ubuntu スマートフォンについて初めて言及したのは2013年1月のこと。だが2013年中に Ubuntu を搭載したハンドセットが出荷されることはついになかった。この状況は、Canonical が中国のスマートフォンメーカー Meizu およびスペインのハードウェアベンダー bq と提携したことで、2014年大きな変化を迎える。

最初のパートナーには Meizu と bq が選ばれた
最初のパートナーには Meizu と bq が選ばれた

Ubuntu 搭載スマートフォンが登場することについて、Shuttleworth 氏は次のように述べた。

「現時点では、我々はアプリのエコシステム拡大を最重要視している。Android と iOS のトップ50アプリを、Ubuntu スマートフォンにも取り込みたい。私は、この実現に自信を持っている」

>Ubuntu スマートフォンについて語る Mark Shuttleworth 氏
Ubuntu スマートフォンについて語る Mark Shuttleworth 氏

今回公表されたのはスマートフォン製造に関する提携についてだったが、Shuttleworth 氏は、Ubuntu 搭載タブレットも近く登場する見込みだと述べた。同氏は、タブレット市場は Ubuntu にとって馴染み深い PC 市場の延長線上にあると認識しているという。

Ubuntu for Tablets をインストールした「Ubuntu タブレット」
Ubuntu for Tablets をインストールした「Ubuntu タブレット」

Canonical は2014年2月24日から27日までスペインバルセロナで開催される「Mobile World Cogress」で、Ubuntu ベースのスマートフォンとタブレットを公開する予定だ。

Shuttleworth 氏は、Ubuntu スマートフォンの最初のパートナーとして bq と Meizu という、一般消費者にはあまり馴染みの無いベンダーを選択したことに触れ、2015年には大手のスマートフォンベンダーからも Ubuntu デバイスがリリースされると付け加えた。

Ubuntu コード

現時点では、スマートフォン向け Ubuntu のコードは、その95%を PC 向け Ubuntu と共有している。Shuttleworth 氏は、Ubuntu スマートフォンが本格的に販売開始になるときまでには、デスクトップ版とスマートフォン版の Ubuntu コードを100%共通化したいと述べた。

Ubuntu の次のメジャーアップデートは、4月にリリースされる14.04。これは LTS 版であり、デスクトップとサーバーユーザーに対して安定したプラットフォームを提供するものだ。スマートフォンとのコード共通化は、14.04の目指すところではない。

Shuttleworth 氏は、コード共通化は10月にリリースされる14.10、および2015年にリリースされる15.04で実現されると述べた。

Ubuntu 搭載スマートフォンを製造する OEM パートナーは、デバイス1台ごとに課金されるという。Ubuntu アプリストアからの売上は、パートナーと共有されると Shuttleworth 氏は語った。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。