米国 Google は、同社傘下のモバイルデバイスベンダー Motorola Mobility を、中国 Lenovo に29億1,000万ドルで売却すると発表した。

Google、Motorola Mobility のスマートフォン事業を Lenovo に売却
Google CEO Larry Page 氏と、Lenovo CEO Yang Yuanqing 氏
(出典:Google 公式 Twitter アカウント)

Google は2012年に Motorola Mobility を125億ドルで買収した。今回同社が Lenovo に売却するのは、Motorola Mobility のスマートフォン部門。Motorola Mobility の1万件を超える特許のほとんどは Google が引き続き所有する。

Motorola Mobility は2013年、Google 傘下となって初めてのスマートフォン「Moto X」をリリース。同スマートフォンの評価は非常に高かったが、売上台数については明らかにされていない。Motorola Mobility の売上は下落を続けており、2013年第3四半期の売上は前年同期比34%減少して11億8,000万ドルにまで落ち込んでいた。

Motorola Mobility のスマートフォン「Moto X」
Motorola Mobility のスマートフォン「Moto X」

Google CEO である Larry Page 氏は、公式 Blog でつぎのように述べている。

「我々は Motorola を29億1,000万ドルで売却することで Lenovo と合意し、さきほど契約を交わした。これは Android ユーザーにとって重要な変化となるので、その理由を説明したい。

我々は2012年、特許ポートフォリオを強化し、Android エコシステムにパワーを与える目的で Motorola を買収した。

≪中略≫

だが、スマートフォン市場の競争は非常に厳しく、成功するには Motorola 単独では困難であることがわかった。これが我々が、Motorola が Lenovo の一部になったほうがうまくいくと考える理由だ。Lenovo は急成長をしているスマートフォン部門を保有し、世界最大の(そして急成長を続ける)PC ベンダーでもある。

今回の取引により、Google は Android エコシステム全体に渡るイノベーションの牽引に集中できるようになる」

Lenovo は2005年には IBM から PC 事業を、2014年には x86 サーバー事業を買収している。