米国 comScore は、米国スマートフォン市場を対象として端末メーカーおよびプラットフォーム(OS)の市場シェアなどを継続的に調査している。本記事では、comScore の公表した過去のデータを集計し、2012年11月から2013年10月まで1年間の変化をまとめてみた。

同社は、13歳以上のスマートフォン利用者を対象に調査を実施し、各月で3か月間の移動平均を算出している。2013年8月から10月の調査によると、米国には13歳以上のスマートフォン利用者が契約数ベースで1億4,920万人おり、携帯電話を含めたモバイル端末利用者数の62.5%に相当する。2012年9月から11月の調査ではスマートフォン利用者数が1億2,330万人で、モバイル ユーザー全体の53%だった。1年間でスマートフォン利用者率が10ポイント近く上昇した。

端末メーカー別の市場シェアは、米国 Apple と韓国 Samsung Electronics の2強が固定化し、その他メーカーは5%強で低迷したままの状態が続いている。1位の Apple は伸びが止まって頭打ちのように見えるが、iPhone 5s/iPhone 5c 発売後の年末商戦でシェアを拡大した可能性がある。これに対し、Samsung は徐々にではあるがシェアを確実に増やしているようだ。

なお comScore は、2012年9月から11月の調査まで端末メーカーの集計に携帯電話を含めており、2012年10月から12月の調査からスマートフォンだけ集計するようにデータ処理を変えた。そのため、以下のグラフは2012年12月以降のデータに限って掲載している。

米国スマホ市場の1年、端末は Apple と Samsung、OS は Google と Apple の各2強で固定化
端末メーカー別シェアの推移
(comScore のデータから作成)

プラットフォーム別シェアは、米国 Google の Android と、Apple の iOS による2強体制だ。ただし、2013年の前半から両 OS の比率に変化は見られず、膠着状態にある。また、米国 Microsoft が提供している Windows Phone は一向にシェア拡大の兆しが見えない。

スマートフォン プラットフォーム別シェアの推移
スマートフォン プラットフォーム別シェアの推移
(comScore のデータから作成)

各月の調査結果などについては、以下の関連記事を参照のこと。

・2013年8月〜10月:米国スマホ市場、メーカーは Apple/Samsung、OS は Android/iOS のそれぞれ2強で固定
・2013年7月〜9月:米国スマホ市場、状況に変化はなし、「iPhone 5s/5c」の影響が現れるのはこれから
・2013年6月〜8月:米国モバイル市場、端末メーカーは Apple と Samsung の2強が固定化
・2013年5月〜7月:米国スマホ市場、端末メーカーと OS シェアに大きな変動はなし、スマホ普及率が6割に
・2013年4月〜6月:米国スマホ市場、好調な「GALAXY S4」でシェアを拡大する Samsung
・2013年3月〜5月:米国スマホ市場、変動のない状態が続く、新型 iPhone 登場前の静けさか?
・2013年2月〜4月:米国スマホ市場、端末メーカー/OS ベンダーの順位やシェアに変動はなし
・2013年1月〜3月:米国スマホ市場、「iPhone 5S」が噂されるもシェアを伸ばす Apple
・2012年12月〜2013年2月:米国スマホ市場、Android のシェアが減少気味、伸びはここまでか?
・2012年11月〜2013年1月:米国スマホ市場、OS ベンダー別シェア増加は Apple だけ
・2012年10月〜12月:米国スマホ市場、端末メーカー1位は Apple、OS ベンダー1位は Google
・2012年9月〜11月:米国モバイル市場、Samsung/Google/Apple のみ好調