AppceleratorIDC は「Q4 2013 MOBILE TRENDS REPORT」を公開。開発者の HTML5 に対する関心が低下しつつあることを明らかにした。

同調査によれば、HTML5 の開発に「とても関心がある」と回答した開発者は59.9%。これは、2011年4月の調査開始以来最低の数値だという。HTML5 への関心が最も高まっていたのは2012年の7月で、72.7%に達していた。

HTML5 に「とても関心がある」開発者はピーク時の72.7%から59.9%に低下 ― 2013第4四半期モバイル開発者調査
開発者が「とても関心がある」としたモバイルプラットフォーム

同調査では、HTML5 への関心が低下している理由として、マルチプラットフォーム開発が思ったほどうまく機能しない現実があげられている。調査対象者のうち、HTML5 に対して肯定的だったのは38%。そう回答した人たちは、HTML5 がクロスプラットフォーム開発で十分機能するとしている。だがこれに対し、HTML5 に対して「ニュートラル」であると回答したは39.5%に達している。そのように回答した人は、HTML5 はある種のアプリ開発には有効ではあるものの、マルチプラットフォーム開発の難しさを解決する“万能薬”ではないと述べている。HTML5 に対して否定的な人も9.5%存在。これらの人々は、HTML5 はネイティブアプリよりもユーザー体験が劣るだけでなく、プラットフォーム毎に最適化が要求されるとしている。その他、HTML5 の開発経験がないと回答した人も13%存在した。

HTML5 はクロスプラットフォームアプリ開発の万能薬ではない?
HTML5 はクロスプラットフォームアプリ開発の万能薬ではない?

Appecelerator の Michael King 氏は次のように述べている。

「HTML5 は、一度書けばそのアプリがどこでも利用できると謳っていた。だが、ブラウザによる HTML5 サポートの足並みが揃っていないため、この約束は実現していない。我々は HTML5 を格下げし、アプリ全体の一部を占めるプラットフォームに過ぎないものへと見方を変えつつある」

調査では iOS と Android OS が引き続きモバイル開発の主役であることも明らかにした。iPhone のアプリ開発に「とても関心がある」と回答したのは、モバイル開発者のうち84.2%を占めた。これに iPad の81.7%が続く。Android スマートフォンは79.4%で、Android タブレットは66.1%だった。