Tizen は、Linux ベースのモバイル OS。だが、この OS を搭載したスマートフォンやタブレットを店頭で見かけた人はいないだろう。しかし、Tizen Association には eBay、コナミ、パナソニック、シャープなど36社が新たにパートナーとして加わり、水面下では Tizen を推進する動きが強まっている。

Tizen OS を搭載した Samsung 製スマートフォンの登場は近い?
今週、韓国でアジア初の Tizen に関する技術者向けカンファレンスが開催された。このイベントには、アプリ開発者の他、Tizen を支援する Samsung、Intel、そしてモバイルキャリア各社が参加している。中でも、Samsung は中心的な役割を果たしていたようだ。

Samsung は Android OS を搭載したデバイスを開発することにより、スマートフォン分野で急成長を遂げた企業。だが、GALAXY スマートフォンやタブレットを利用するユーザーが、Samsung が提供する独自のサービスを利用することはほとんどなかった。利用者は、Google Play ストアを利用し、アプリや音楽などのコンテンツを Google から購入している。Google はここから大きな利益を得ているが、Samsung はその恩恵に与っていない。

米国メディア Bloomberg Businessweek は、Samsung は Tizen を活用することで、ハードウェア販売だけでなく、ソフトウェアやコンテンツ販売にも手を広げる狙いがあると指摘。韓国情報通信政策委員会の Kang Yeen-kyu 氏による次の発言を紹介している。

「ハードウェアだけでは、その影響力は限定されてしまう。Samsung の目指しているのは、Samsung が中心になったエコシステムの確立だ」