Microsoft の新型 Surface が私の家に届いた数日後、私は iPad Air も購入した。こう書くと、私がタブレットマニアのように聞こえるかもしれないが、実際はそうではない。私は、Surface と iPad を用途に応じて使い分けているのだ。

iPad Air は、買う価値があるタブレットだ ― 第3世代iPad から iPad Air に乗り換えてみた
だが、iPad Air の購入に走る前には、知っておくべきことがいくつかある。iPad Air を購入して最初に気が付くのは、従来の iPad 用アクセサリの多くが iPad Air では利用できないということだ。

iPad Air は、旧モデルの iPad とはサイズも重量も異なっている。iPad Air の厚みは前モデルの3分の2程度であり、重さは半分よりは少し重い程度だ。スクリーンサイズに変更はないが、本体サイズは若干小さくなっている。

私は Apple Store で、旧バージョン iPad 用の Smart Cover が、iPad Air にも使用できるかと尋ねた。店員は、使えると思うと答えたので、私は Smart Cover を買わなかった。

だが、実際に Air を箱から出してみて、旧モデル用の Smart Cover は利用できないとわかった。厚みが違い過ぎるため、カバーのヒンジ部分を iPad Air に取り付けることはできない。また、iPad Air の幅は旧型 iPad よりも16ミリ狭く、このためカバーは iPad Air からはみ出した状態になる。これは美しくないし、そもそも、使い物にならない。

私は、iPad Air 用の Smart Cover を購入するため、翌日再び Apple Store に出向くはめになった。

さて、旧モデル用の iPad アクセサリが使えないという悲しみを乗り越え、iPad Air に電源を入れたとしよう。するとすぐに、旧型 iPad とのサイズ以外の違いに気が付くはずだ。Apple は iPad Air にこれまでより高速な CPU とモーションコプロセッサを搭載した。この組み合わせにより、iOS 7 の提供する視差効果はよりスムーズなものとなり、画面酔いを防いでくれる。

実際のところ、高速な CPU の恩恵を感じるシーンというのはあまり多くはない。iPad のスピードは、インターネット接続の速度によって制限されているからだ。例えば、クラウド内で処理を実行しているような場合、iPad Air の速度は遅いと感じてしまうだろう。もちろん例外もある。気象レーダーアプリをいくつか試したとき、アニメーションが旧型の iPad よりもずっと早く動き始めたし、その動作もスムーズであることに気が付いた。

iPad Air のバッテリー持続時間は、旧型 iPad より若干改善されているように感じた。少なくとも、Wi-Fi や LTE 電波が良好な環境下ではそうだ。私が試してみたところ、iPad Air は、旧型の iPad よりも1時間以上長く利用できた。これは、旧型 iPad のバッテリーが古くなり、劣化したためではない。旧型 iPad は、実のところまだそれほど古くはないからだ。

進化した点は他にもある。例えば、Apple はやっと iPad にかなりまともなカメラを搭載してくれた。iPad Air のスピーカーは、旧型よりも若干良くなっていると感じる。もちろん、Hi-Fi とは言えないのだが。

さて、Apple が旧モデルをリプレイスする新型モデルをリリースしたとき、必ずある疑問が生じる。その新型モデルは、買い換えに値するものだろうか?

私は、第3世代 iPad から iPad Air に買い換えた。Cellular モデルの携帯電話通信方式が大きく改善されていたためだ。私にとって、それは十分コストに見合った機能向上だった。

だが、もし私が第4世代 iPad を所有していたら、iPad Air には買い換えなかったかもしれない。

iPad Air は価格に見合うだけの新機能を搭載したタブレットだ。もし、あなたが初めてタブレットを購入するのであれば、私は iPad Air をお勧めする。だがすでに旧モデルの iPad を所有している場合、iPad Air が買い換えるに値するタブレットかどうかは、なんとも言えない。それは、利用者のニーズによるだろう。