米国 Apple は10月22日の「iPad Air」発表イベントで、iPad 2 の販売を継続すると発表した。iPad 2 が発表されたのは2011年の3月。Apple は2年半も前の製品をなぜいまも販売し続けているのだろうか?その理由について、米国メディア Cult of Mac が伝えている。

Cult of Mac は、Consumer Intelligence Research Partners による最新のデータを引用。iPad 2 がいまも Apple のタブレット売上の多くを占めていることを指摘した。同データによれば、Apple の第3四半期のタブレット売上のうち、22%を iPad 2 が占めていたという。第2四半期には、Apple が販売するタブレットの3台に1台が iPad 2 だったそうだ。これが、Apple が iPad 2 の販売を継続する理由だと、Cult of Mac は推測している。

iPad 2 の価格は399ドル。これは新型の iPad mini と同じだ。だが iPad 2 のモニター解像度は 1,024 x 768(132 ppi)であり、iPad mini の2,048 x 1536(326ppi)には及ばない。また、iPad 2 の CPU はデュアルコアの A5。これに対して iPad mini にはパワフルな64ビット A7 プロセッサと最新の M7 ビデオプロセッサが搭載されている。それでも、iPad 2 には一定の需要が見込めると、Apple は見ていることになる。

Apple はなぜ iPad 2 の販売を継続しているのか?
iPad 2 と新型 iPad mini 価格比較(出典:Apple)

Cult of Mac は、Apple の顧客はスマートフォン分野では常に最新スペックの製品を欲しがる一方で、タブレットに関してはノート PC 同様、2〜3年前の製品であっても、実用上支障はないと考える人が増え始めているのではないかと推測している。

また、iPad 2 は従来型の 30ピンの Dock コネクタを搭載している。この Dock コネクタに対応した様々な周辺機器を保有している人にとっては、iPad 2 はいまも重要な製品なのかもしれない。