米国 Amazon がスマートフォンを開発しているといううわさは以前からあった。だがこのうわさは、米メディア TechCrunch の10月2日の記事によって再燃している。

TechCrunch は、Hacker News フォーラムの投稿を紹介した。投稿によれば、Amazon は2つのスマートフォンの開発に取り組んでいるという。1つは廉価版モデルで、年内にも市場に投入される見込み。OS には、Kindle Fire とほぼ同じものが搭載されるという。もう1つはハイエンドモデルで、3D のユーザーインターフェイスが搭載される。ディスプレイ自体は 3D ではないが、4隅に配置された4台のカメラが利用者の目や頭の動きをトラッキングし、UI を動かして疑似的な 3D 表示を行うという。Hacker News フォーラムの投稿には次のようにある。

「本来であれば、Amazon はすでにスマートフォンをリリースしていたはずだったが、ソフトウェアとハードウェアの両面に課題があり、実現できなかった」

Amazon が 3D インターフェイスを搭載したスマートフォンの販売を開始すれば、それが利用者による Amazon コンテンツの購入を促進させことは間違いない。3D のモバイルゲーム、3D 映画、インタラクティブな書籍やアプリ。このような 3D コンテンツが、Amazon スマートフォン上から簡単に購入可能になるからだ。

Amazon は9月25日、新型タブレット Kindle Fire HDX を発表した。このとき、Amazon CEO である Jeff Bezos 氏は米メディア NBC のインタビューに答え、次のように語っていた。

「Amazon は、顧客が我々のデバイスを利用したときに収入をあげる。顧客がデバイスを購入したときではない」

Amazon がスマートフォンを発売するとのうわさ
Kindle Fire HDX

7月25日、Amazon は第2四半期決算を発表した。売上高は22%増加して156億ドルだったが、売上の上位10アイテムはすべてデジタルコンテンツ商品だったと、Bezos 氏は述べている。

「今期、売上の上位10アイテムはすべて、Kindle、Kindle Fire HD、Kindle アクセサリとそのデジタルコンテンツといった、デジタルプロダクトだった。Kindle サービスは好調を維持している」