宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に設置された「きぼう」日本実験棟の船内を360度眺めて体験できるアプリ「kibo360°」を電通と共同で制作し、5月31日にリリースした。対応端末は、iOS 5.0 以降を搭載した iPhone、iPod touchiPad。iTunes App Store で無償ダウンロード提供している。

スマホで宇宙飛行士体験--「きぼう」船内を見回せる JAXA 公式アプリ「kibo360°」
スマホで宇宙飛行士体験できる「kibo360°」

同アプリは、地上約400キロメートル上空の国際宇宙ステーションに設置された「きぼう」日本実験棟の船内を、360度リアルに再現したアプリ。ユーザーはスマートフォンなどの画面を通して、実際に船内にいるかのような感覚を体験できる。

「kibo360°」で見た「きぼう」日本実験棟の船内
「kibo360°」で見た「きぼう」日本実験棟の船内

船内画像には、星出彰彦宇宙飛行士が昨年11月までの約4か月間 ISS に長期滞在した際に撮影した最新の「きぼう」船内写真を使用。星出宇宙飛行士は同アプリの中でナビゲーターとしても登場し、ユーザーに簡単なミッションを与える。

ミッションの内容は、指示された船内設備の場所に自身が移動して学習していくというシンプルなもの。ミッションを遂行する中で船内に実際に設置されているさまざまな実験装置や設備の解説を読むことができる。

「きぼう」日本実験棟に関するさまざまな解説を閲覧できる
「きぼう」日本実験棟に関するさまざまな解説を閲覧できる

全てのミッションをクリアすると、特典として宇宙から地球を望む映像を宇宙飛行士と同じ視点で見ることができる。また、宇宙から地球を見た感想などを Facebook でシェアすることも可能だ。

宇宙から地球を見た感想を Facebook でシェア
宇宙から地球を見た感想を Facebook でシェア

そのほか、自由に船内を回遊するような体験ができるフリーモード機能、Facebook アカウントを利用して宇宙に疑似チェックインできる機能なども用意されている。

さらに、同アプリの完成を記念して、野口聡一宇宙飛行士が「kibo360°」を紹介するイベント「Meet the Astronaut 野口聡一『見上げる宇宙から感じる宇宙へ』」を開催する。イベントでは、野口宇宙飛行士が、「kibo360°」のデモンストレーションを行う予定。また、ゲストとして宇宙飛行士の訓練経験がある雅楽師の東儀秀樹氏を招き、「ロシアでの宇宙飛行士訓練」や「宇宙と音楽」などについて、お互いの経験談を交えながら対談を交わすという。

イベント開催日程は、6月14日19時〜20時(開場:18時45分)。場所は Apple Store 銀座、定員は60名(当日先着順)となる。