米国 Google 傘下の Motorola グループはパスワードに代わる認証方式を研究している。その中には、電子的なタトゥーや錠剤による認証も含まれている。

The Telegraph は、この件を次のように伝えた。

「Motorola による将来のスマートフォンでは、認証に電子的なタトゥーや錠剤が利用されことになるかもしれない。この新技術はパスワードの入力を不要にし、スマートフォンを利用者の体に近づけることで認証可能にするものだ。Motorola の CEO である Dennis Woodside 氏がカリフォルニアで開催された D11 カンファレンスで5月30日にこの新技術を紹介した」

Geek は、電子タトゥーについて説明している。

「All Things D カンファレンスにおいて、前 DARPA ディレクターであり、現在は Motorola のスペシャルプロジェクトを担当している Regina Dungan 氏は、現在彼女のチームが取り組んでいる2つのプロジェクトについて言及した。

タトゥーや錠剤がパスワードの代わりに?
Dungan 氏の腕に貼られた電子的タトゥー(出典:All Things D)

1つ目は、電子的なタトゥー。これをパスワードの代わりに利用するというものだ。Dungan 氏は、前腕部分にその試作品を装着していた。タトゥーには、センサーとアンテナが装備されており、スマートフォンなどを認識できる。これにより、新しいアプリをダウンロードする際、入力間違いをしやすいパスワード入力は不要になる。代わりに、バーコードタトゥー上にスマートフォンをかざすだけでよい。≪中略≫ Dungan 氏のタトゥーは、どちらかというとシールに近いものだ」

The Verge は、錠剤による認証を説明している。

「2番目の技術はより突飛なものだ。Proteus Digital Health 社の提供する錠剤を飲むというもの。この錠剤は、胃酸によってエネルギーを生成する。胃に入ったあと、錠剤は18ビットの信号を発し、これにより利用者の人体自体が『認証トークン』となる。Dungan 氏はこれを『ビタミン認証』と呼んでいる」

Proteus Digital Health 社の提供する錠剤
Proteus Digital Health 社の提供する錠剤