ICU POINTALK
ICU POINTALK
QLife は、ホスピーラ・ジャパンと共同開発した医療者と患者のコミュニケーションをサポートする iPad アプリ「ICU POINTALK(アイシーユー・ポイントーク)」を提供開始した。iOS 4.3 以降に対応。iTunes App Store で無償ダウンロード提供中。ただし、使用には医療者認証登録が必要となる。

ICU POINTALK は、気管挿管・気管切開により発声できない患者や、神経疾患や脳卒中などの後遺症などにより会話が不自由な患者とのコミュニケーションをサポートする iPad アプリ。患者自身の能力(鎮静度、視力、運動能力)や状況に応じて、iPad 上で「手書き入力(自動文字認識)」「50音表」「ホワイトボード」「気になる部位・場所・モノから選択」「気になる症状・感覚から選択」の5つの入力方法を選択できる。直感的に分かりやすいよう、文字が大きくはっきりと表示される工夫をしているという。

医療者と発声困難患者の対話をサポートする iPad アプリ「ICU POINTALK」公開
「手書き入力(自動文字認識)」(左)/「50音表」(右)

「ホワイトボード」(左)/「気になる症状・感覚から選択」(右)
「ホワイトボード」(左)/「気になる症状・感覚から選択」(右)

また、医療者が患者に対して「今日は何月何日か」「今の時間帯はわかるか」「痛みや不安がないか」など、よく質問することを画面に大きく表示し、患者が答えを選択できる「声かけチェック」機能も備える。チェックした履歴は画面上で確認できるほか、iTunes 経由で CSV ファイル形式で出力可能。

「声かけチェック」の画面イメージ
「声かけチェック」の画面イメージ

同アプリは東京女子医科大学 心臓血管外科 立石実氏が監修。東京女子医科大学病院の心臓 ICU で実際に使用されている。

同社によると従来、患者と医療者の意思疎通は、患者が医療者の手のひらに指で1文字ずつ文字を書いたり、紙で作成した「50音順文字盤」の文字を一語ずつ指で指し示したりすることにより行っていたが、「時間がかかる」「言いたいことが伝わらない」「何を言いたいかわからない」といった課題があったという。