匿名の情報筋が Wall Street Journal に語ったところによれば、米国 Microsoft はスマートウォッチ開発に取り組んでいるという。スマートウォッチについては、Apple や Samsung の他、Google や LG も開発に取り組んでいるとうわさされている。

Wall Street Journal は、この件を次のように伝えた。

「サプライヤー幹部が語ったところによれば、Microsoft はタッチスクリーンを持つウォッチデバイスの設計に取り組んでいるという。≪中略≫ 同サプライヤー幹部は、Microsoft は今年初頭、アジアのサプライヤーに対して、ウォッチスタイルデバイスの部品を送るよう求めたと語った。幹部の1人は、Microsoft の本社で R&D チームとミーティングをしたとも述べている。だが現時点では、Microsoft がこの取り組みを推し進め、製品化にまでこぎつけるのかどうかは不明だ。Microsoft は本件に関するコメントを拒否した」

InformationWeek は、Ovum アナリスト Jan Dawson 氏の発言を引用している。

「Microsoft がスマートウォッチに取り組んでいるとしても、まったく驚かない。Apple がこの分野に進出すれば、スマートウォッチ市場は一気に活性化するだろう。Apple がスマートウォッチを開発しているといううわさがたってからはかなりの時間が経過しており、他社がこの市場に参入する時間的な余裕を与えている」

PCMag は、Microsoft が過去にもスマートウォッチ向けのプラットフォームを開発したことがあると伝えている。

「Microsoft は2002年にスマートウォッチプラットフォームの提供を試みたことがある。そのプラットフォームは『Smart Personal Object Technology(SPOT)』と呼ばれていた。SPOT は、ニュースヘッドライン、天気などの情報を MSN Direct から受信して表示するよう設計されたシステム。同プラットフォームを採用した腕時計は、Swatch、Fossil、Tissot、Suunto といった一流時計メーカーによってデザインされ、一般に公開もされた。≪中略≫ だが、SPOT スマートウォッチが消費者に受け入れらることはなく、2008年には IT の歴史のゴミ箱へと葬られた」

Microsoft がスマートウォッチ開発に取り組んでいるとのうわさ
Fossil がデザインした「Abacus Smart Watch」

Ars Technica は、この件をユーモラスに伝えた。

「地球のみなさん、気をつけてください。スマートフォンに気を取られて車に轢かれる時代はもうじき終わりを迎えます。これからは、スマートウォッチに気を取られて、車にひかれる時代が到来することでしょう」