Wi-Fi 電波を発信してインターネットに接続できるデータ通信専用端末(モバイルルーター)の普及が進んでいるが、利用動機のほとんどはビジネスパーソンが外出先や移動中でパソコンやタブレット端末を利用するためと思われがちだ。しかし、実際モバイルルーターは屋外だけでなく自宅などでも様々な活用が可能になる。そのメリットを整理してみよう。

1.面倒な配線や設定が不要

自宅でインターネットを利用する場合、ほとんどの場合は ADSL や光ファイバーなどの家庭用ブロードバンドを利用する。その際に面倒なのは、回線設置工事が必要な点と、パソコンやルーターの設定が必要な点だ。

特に、デジタル機器の設定に不慣れな女性にとって通信を開始するまでの設定を苦痛に感じてしまう人も多いだろう。楽天リサーチが男女500人を対象に行った調査でも、女性の68.8%がインターネットの配線について「得意ではない」と回答している。また、業者による回線設置工事もストレスに感じてしまう人は少なくないようで、「申し込んですぐに回線が開通しなかった」(47.2%)、「回線業者に時間を合わせなくてはいけなかった」(44.8%)という意見も多い。一人暮らしの女性にとっては、業者が部屋の中で作業することもストレスに感じるはずだ。

回線工事や設定が面倒な家庭用ブロードバンド
回線工事や設定が面倒な家庭用ブロードバンド

対して、モバイルルーターは面倒な設定や回線工事が一切不要なのが利点。例えば、楽天イー・モバイルが提供する「楽天スーパー WiFi」の場合、申込はネット上で最短1分で完了。最短で翌日には設定が完了したモバイルルーターが届き、電源を入れた瞬間からすぐにインターネット回線が利用できる。パソコン側の設定もパスワードを入れる程度の非常に簡単なものなので、デジタル機器の設定に不慣れな女性でも簡単に利用を開始することができる。

2.家庭用ブロードバンドに負けない体感速度を提供

家庭用ブロードバンドが選ばれる理由。それは高速な通信速度が安定的に利用できる点だ。しかし、モバイルルーターで利用できるモバイルインターネットの回線速度もこれに匹敵する程度まで向上してきている。

3G 回線が主流だったころのモバイルインターネットは、まだ通信のもたつき感が強く、家庭用ブロードバンドに対して見劣りすることもあったが、次世代高速通信 LTE に対応した楽天スーパー WiFi の場合、下り(受信時)最大75Mbps/上り(送信時)最大25Mbps という通信速度の速さを実現。ネットサーフィンが快適になるだけでなく、高画質動画の閲覧やデジタルコンテンツのダウンロードなども家庭用ブロードバンドに匹敵する快適さを実現できる。

ちなみに、モバイルルーターはバッテリーで動作するため連続利用可能時間が気になるところだが、NTTドコモの「L-09C」の6時間、ソフトバンクモバイルの「ULTRA WiFi 4G 102Z」の7時間に対して、楽天スーパー WiFi の「Pocket WiFi LTE GL04P」の連続通信時間は10時間。3,000mAh の大容量バッテリーを搭載し、自宅内だけでなく外出先でも十分活躍できるだろう。

連続通信時間は軒並み5時間以上を実現している (楽天スーパー WiFi のウェブサイトより)
連続通信時間は軒並み5時間以上を実現している
(楽天スーパー WiFi のウェブサイトより)

3.家庭の通信コストを大幅に圧縮できる

モバイルルーターを導入する最大のメリットと言える点が、自宅の通信費の大幅な削減。インターネットに接続するために契約している様々な通信環境をモバイルルーターに一本化することによって、それぞれの通信環境の利用に必要だったコストを圧縮することができるのだ。

楽天イー・モバイルの試算によると、家庭用ブロードバンド(光ファイバー)、スマートフォン、モバイルルーターを使用している場合、トータルでは毎月約1万5,459円の通信コストが発生する。しかし、自宅のインターネットを楽天スーパー WiFi(月額3,880円)に一本化し、スマートフォンの通信も WiFi を活用することでデータ通信量を二段階定額の下限額まで抑えることができれば、毎月の通信コストは3,880円まで減らすことができる。

楽天イー・モバイルが試算した通信コスト削減シミュレーション (楽天スーパー WiFi のウェブサイトより)
楽天イー・モバイルが試算した通信コスト削減シミュレーション
(楽天スーパー WiFi のウェブサイトより)

先程紹介した楽天リサーチが行った調査でも、回答者のほぼ半数の通信費が3,500円以上5,000円未満となっており、通信費を払いすぎていると感じている人はモバイルルーターの導入によるコスト削減を検討してみても良いだろう。

このように、モバイルルーターを自宅用インターネット回線として利用する利点は多く、通信環境の整備やデータ端末の性能向上に伴い、従来からの家庭用ブロードバンドに匹敵する快適性でインターネットを利用できるようになってきた。今後モバイルルーターはビジネスパーソンだけでなく家庭でも普及が更に拡大していくことだろう。