カナダ BlackBerry CEO である Thorsten Heins 氏はインタビューで、iOS は時代遅れだと述べた。この発言は大きな波紋を呼んでいる。BlackBerry こそがイノベーションに失敗し、スマートフォン首位の座を iOS に奪われた OS だからだ。

Financial Review は、インタビューにおける Heins 氏の発言を引用している。

「Apple はタッチデバイスの市場導入で素晴らしい仕事をした。≪中略≫ Apple は、ユーザーインターフェイスにおいても素晴らしい仕事をしており、そのデザインはスマートフォン業界の象徴的なものとなっている。Apple が成功したのは当然だし、我々はそれを認め、尊敬もしている。だが、歴史は繰り返すのだ。スマートフォン業界におけるイノベーションの速度は非常に速く、これに追いつけなければ、あっという間に他に取って代わられてしまう。iPhone のユーザーインターフェイスは、5年前に作られたまま進化していない」

Wall Street Journal は、Heins 氏の発言が業界内で大きな波紋を呼んでいることを伝えている。

「Heins 氏の発言は、大きな波紋を呼んでいる。なぜならほとんどのアナリストが、そして Heins 氏自身さえもが、イノベーションに失敗したことが、RIM がスマートフォンのリーダーの座から滑り落ち、現在の地位に転落した主な理由だと考えているからだ」

Heins 氏が iPhone を時代遅れとした根拠は、マルチタスク未対応の点にあるようだ。DailyTech が伝えている。

「Heins 氏は、BlackBerry 10 スマートフォンが、iPhone よりも優れていると述べた。特にマルチタスクに対応していることを強調している。Heins 氏は、BlackBerry 10 スマートフォンではノート PC 同様、複数のアプリを使用することができるが、iPhone にはできないと述べた。

『重要なのは、立ち止まっていてはならないということだ。これは、私たち自身にも言える。BB10 のリリースは、モバイルコンピューティングのグランプリレースで、スタート位置に付けたというだけだ。我々はこのレースに勝たなければならない』」

PCMag は、BlackBerry にはアプリが不足していると指摘する。

「だが、BlackBerry には、Apple や Google Android に大きく劣っている分野がある。それはアプリだ。Heins 氏は Z10 出荷開始時、10万のアプリを用意すると述べている。だがこの数は、Apple の App Store や Google Play と比較するとはるかに少ない」

BlackBerry CEO「iOS は時代遅れ」と発言
BlackBerry Z10