英国 Canonical は今年の1月2日に、新たなスマートフォンプロジェクト「Ubuntu for Phones」を発表した。このスマートフォン向け OS には、ターミナルアプリが搭載されることになるかもしれない。実現すれば、Linux パワーユーザーがスマートフォン上でコマンドライン入力を行い、Linux のフルパワーを活用可能になる。

Ubuntu for Phones はまだ公開されてはいない。だが、同 OS の開発はオープンに進められており、Ubuntu wiki には Ubuntu for Phones のコアアプリプロジェクトが公開されている。それには、カレンダー、時計、E メールクライアント、YouTube、Facebook、Twitter といった既存のスマートフォン OS に搭載されるアプリに加え、ターミナルも記載されている。

スマートフォンでも Linux コマンドラインが利用可能に?―「Ubuntu for Phones」のコアアプリプロジェクトには「ターミナル」が存在
Ubuntu for Phones のコアアプリプロジェクト一覧
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ターミナルアプリは、スマートフォンの画面で Linux ターミナルをエミュレートするもの。wiki によれば、ターミナルには Linux のコマンド入力に最適化された仮想キーボードが搭載されるかもしれないという。Canonical は現在、開発者からの提案を受け付けており、そのたたき台として公開されたモックアップにも、仮想キーボードが表示されている。

Canonical が公開しているターミナルのモックアップ
Canonical が公開しているターミナルのモックアップ
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Ubuntu for Phones にターミナル機能が搭載されていても不思議ではない。Ubuntu の創始者である Mark Shuttleworth 氏は、 Ubuntu for Phones の発表時に次のように述べていた。

「スマートフォンで動作する Ubuntu は、隅から隅まで Ubuntu だ。大画面を付ければタブレットになり、マウスとキーボードを付ければデスクトップになる」