少なくとも3つの米国メディアが、Apple が廉価版の iPhone 開発に取り組んでいると伝えている。廉価版 iPhone は年内にも出荷される可能性があるということだ。

この件を最初に報道したのは DigiTimes だった。

「Apple のサプライチェーンからの情報によれば、Apple は2013年後半に、中国や新興国に向けた廉価版の iPhone を公開するという。情報提供者のなかには、廉価版 iPhone のサンプルを見たという人もおり、それによれば廉価版 iPhone は現在ハイエンドモデルで広まりを見せている5インチサイズの大型ディスプレイを搭載していたという。また、廉価版 iPhone の外観は、現在の iPhone とは異なるものだったとも語っている」

Wall Street Journal も廉価版 iPhone について報道し、この件にいっそうの信憑性を与えた。

「事情通によれば、Apple は 廉価版 iPhone に取り組んでいるという。これは、iPhone がスマートフォン市場で優位性を失いつつあることに対応するための、Apple の企業戦略の大きな転換とみられる。情報提供者の1人は、Apple は廉価版 iPhone の開発に何年も取り組んできていたが、ここにきて一気に進展を見せており、同社のフラグシップデバイスの廉価版は今年の後半にも出荷される可能性があると述べた」

BusinessWeek は、廉価版 iPhone の価格についても触れている。

「匿名の情報提供者によれば、少なくとも2011年の2月頃から手頃な価格のスマートフォン開発に取り組んでいた Apple は、99ドルから149ドル程度の廉価版 iPhone の販売を2013年後半から開始することを検討しているという。情報提供者は昨日、Apple は少なくとも1社の米国携帯電話キャリアと廉価版 iPhone について交渉していると述べた。また別の情報提供者は、Apple 幹部は新興国の顧客にアピールするため、低コストなコンポーネントによって製造された廉価版 iPhone を販売することに以前から強い関心を寄せていたと述べている」

Reuters は、廉価版 iPhone の素材について伝えた。

「匿名の情報筋からの話として伝えられたところによれば、廉価版 iPhone は現行の iPhone によく似ているが、安価な材料が使用されているという。例えば、筐体はポリカーボネートプラスティックが用いられているらしい。だが、報道によれば、Apple は廉価版 iPhone の販売を取りやめる可能性もあるということだ」