米国 comScore は、米国モバイル市場を対象として端末メーカーおよびスマートフォン プラットフォームの市場シェアなどを継続的に調査している。本記事では、comScore の公表した過去のデータを集計し、2011年11月から2012年10月まで1年間の変化をまとめてみた。

同社は、13歳以上の携帯電話/スマートフォン利用者3万人以上を対象に調査を実施し、各月で3か月間の移動平均を算出している。それによると、米国には13歳以上のモバイル端末ユーザーが契約数ベースで2億3,400万人いるという。2011年11月における米国のスマートフォン利用者数は契約数ベースで9,140万人だったが、2012年10月には1億2,130万人以上まで増え、モバイル ユーザー全体の過半数を占めるに至った。

端末メーカー別の市場シェアは、米国 Apple の確実な増加が目立つ。2011年11月に11.2%で4位だった Apple は2012年10月に17.8%で2位へ上昇。現在も増加傾向が続いている。そのほかのメーカーは、1位の韓国 Samsung Electronics が25%強を維持しているが、そのほかは減少が止まらないか低迷しているかのいずれか。上位5メーカーの常連だったカナダ Research in Motion(RIM)は、2012年2月にランク外となった。

米国モバイル市場の1年、端末メーカー別シェアで Apple が4位から2位に上昇
端末メーカー別シェアの推移
(comScore のデータから作成)

スマートフォンのプラットフォーム別シェアは、米国 Google の Android と、Apple の iOS だけが拡大する状況。両社で全体の9割弱を占めている。ただし、Android は7ポイント弱の増加で、2010年11月から2011年10月に記録した20ポイント強の増加に比べると、増加ペースが落ち着いてきた。一方 Apple の増加は、2011年11月から2012年10月が5.6ポイント、2010年11月から2011年10月が3.1ポイントと、若干だが増加ペースが高まっている。

スマートフォン プラットフォーム別シェアの推移
スマートフォン プラットフォーム別シェアの推移
(comScore のデータから作成)

各月の調査結果などについては、以下の関連記事を参照のこと。

・2012年10月:米国モバイル市場、遂に Apple が第2位の端末メーカーに
・2012年9月:米国モバイル市場、モバイル ユーザーのスマホ普及率が過半数に
・2012年8月:米国モバイル市場、端末メーカー別シェアで「iPhone 5」発売前の Apple が2位に肉薄
・2012年7月:米国モバイル市場、OS 別シェアで Apple の iOS が 3分の1超に
・2012年6月:米国モバイル市場、衰えない Apple とスマホ利用者の伸び
・2012年5月:米国モバイル市場、スマホ利用者が1億1,000万人弱に、Apple 続伸
・2012年4月:米国モバイル市場、伸び続ける Apple、伸び悩む Google
・2012年3月:米国モバイル市場、Samsung/Apple/Google の好調ばかり目立つ
・2012年2月:米国モバイル市場、Apple がメーカー別3位、Android OS が過半数獲得
・2012年1月:米国モバイル市場、スマホ利用者が1億人超に
・2011年12月:米国モバイル市場、モバイル端末の4割超がスマホに
・2011年11月:米国モバイル市場、Apple / Google だけ伸びる状況に変化なし
・2010年11月〜2011年10月:米国モバイル市場の1年、Android / iOS 以外は不振