米国 Apple は、第4世代に相当する新型タブレット端末「iPad」を10月23日に発表した。画面は3月発売の第3世代モデルと同じく9.7インチの高解像度「Retina」ディスプレイだが、プロセッサを「A6X」にアップグレードし、無線 LAN(Wi-Fi)通信速度を向上させるなどの機能強化を施した。Wi-Fi 版を11月2日、Wi-Fi+Cellular 版をその数週間後に発売する予定。

米国におけるメーカー希望小売価格は、Wi-Fi 版の 16GB モデルが499ドル、32GB モデルが599ドル、64GB モデルが699ドル。Wi-Fi+Cellular 版は、16GB モデルが629ドル、32GB モデルが729ドル、64GB モデルが829ドル。日本や米国などでは、10月26日に購入予約の受け付けを開始する。

Apple が 第4世代「iPad」発表、「A6X」チップで2倍高速に、Wi-Fi は 150Mbps
第4世代 iPad

また、Apple は7.9インチ画面の新型タブレット端末「iPad mini」も同じスケジュールで販売する。

同日発表した iPad mini
同日発表した iPad mini
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第4世代 iPad は、第3世代 iPad と同様 2,048×1,536ピクセル表示、264ppi の Retina ディスプレイを採用。解像度が高いため、人間の目には表示ピクセルが分離して見えず、画面のテキストや画像は従来より鮮明だという。プロセッサはクアッド(4)コア グラフィック機能付きのデュアル コア「A6X」にアップグレードし、「A5X」搭載の第3世代 iPad に比べ演算能力が2倍、グラフィックス処理能力が2倍高いとしている。

高さ241.2×幅185.7×厚さ 9.4 mm。重さは、Wi-Fi 版が 652g、Wi-Fi+Cellular版が 662g で、第3世代 iPad と変わらない。そのため、スマート カバーや各種ケースなどの既存アクセサリが流用可能。バッテリ駆動時間は10時間という。パソコンなどとの接続は、「iPhone 5」より導入した新コネクタ「Lightning」で行う。ボディ カラーは黒(ブラック)と白(ホワイト)の2色。

スマート カバーなどの既存アクセサリが利用可能
スマート カバーなどの既存アクセサリが利用可能

Wi-Fi の仕様は iPad mini と同様。対応規格は IEEE802.11a/b/g/n。このうち IEEE802.11n については、iPhone 5 と同じく 2.4GHz 帯に加え、5GHz 帯対応のデュアルバンド化。最大通信速度は 150Mbps で、従来の iPad に比べ2倍速いという。

内側カメラ「FaceTime HD camera」を強化し、有効画素数120万画素の写真、702p HD ビデオの撮影に対応した。

Wi-Fi+Cellular 版の対応している携帯電話ネットワークは、以下の2種類。

【Model A1459】
・GSM/EDGE(850MHz、900MHz、1,800MHz、1,900MHz)
・UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850MHz、900MHz、1,900MHz、2,100MHz)
・LTE(バンド4、17)

【Model A1460】
・CDMA EV-DO Rev. A and Rev. B(800MHz、1,900MHz、2,100MHz)
・GSM/EDGE(850MHz、900MHz、1,800MHz、1,900MHz)
・UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850MHz、900MHz、1,900MHz、2,100MHz)
・LTE(バンド1、3、5、13、25)

Wi-Fi 版(左)と Wi-Fi+Cellular 版(右)の背面
Wi-Fi 版(左)と Wi-Fi+Cellular 版(右)の背面