電話機能が不要な一部のユーザーは、iPod touch を iPhone の代用品として利用してきた。だが 新型 iPod touch はそのような利用には不向きかもしれない。Geekbench は、Apple iOS デバイスの最新ベンチマークスコアを公表。新型 iPod touch のスコアが619ポイントであることを明らかにした。

新型 iPod touch のベンチマークスコアは、iPhone 5 の半分以下
iPod touch では Facetime など、iPhone の機能の多くが利用できる

新型 iPod touch のベンチマークスコアは、第4世代 iPod touch よりも200ポイント以上向上している。だが、iPod touch と同時発表された iPhone 5 のベンチマークスコアは1,573ポイントを記録。iPod touch の倍以上のパフォーマンスを持つことを示した。新型 iPod touch のパフォーマンスは iPhone 5 だけでなく、1年前(2011年10月)に発表された iPhone 4S のベンチマークスコアにも、若干ではあるが劣っている。

iOS デバイスベンチマーク比較(出典:Geekbench)
iOS デバイスベンチマーク比較(出典:Geekbench)

今回のベンチマークは、iPhone 5 のパフォーマンスが他の iOS デバイスよりも群を抜いて高いことを証明しただけと見る向きもあるだろう。iPhone 5 のベンチマークスコアは、今年6月に発表された新型 iPad のスコア(825ポイント)の2倍近い数値を記録しているからだ。

だが、今後登場するアプリの多くは iPhone 5 のパフォーマンスを前提に設計されたものになると予想される。特に、ゲームアプリではその傾向が強くなるだろう。そうなった場合、新型 iPod touch の購入者は iPhone 5 と同じアプリ体験を得ることはできなくなり、がっかりすることになるかもしれない。

Geekbench のスコアは、1.6GHz の Power Mac G5 のパフォーマンスを基準にしている。スコアが1,000ポイントであれば Power Mac G5 と同等、1,000以上であれば Power Mac G5 以上のパフォーマンスを保有していることを意味している。