米国 HP は2012年9月までに webOS を完全にオープンソース化するという約束を果たし、9月28日に Open webOS 1.0をリリースした。

HP による Open webOS 公式デモビデオ

HP は単に約束を守っただけでなく、webOS によって新たな雇用を創出しようとしている。同社のカリフォルニア州 Sunnyvale オフィスと上海のオフィスでは、合計で53人の webOS 関連技術者が募集されており、どのポジションもかなりの高給が期待できるものとなっている。

HP、50名を超える webOS 開発者の募集を開始
HP で募集されている webOS 関連技術者

だが、それでも HP の webOS の扱いについては懸念が残る。同社は昨年、webOS を搭載した一般消費者向けのタブレット端末 「TouchPad」を発売した直後、その製造販売から撤退すると発表した。オープンソース化されただけで、webOS が一般消費者市場で勝ち残っていく競争力を得たとは思えない。

米メディア Powerbase の記者 Dean Howell 氏はこの件について次のように分析している。

「HP は愚かにも一般消費者市場に再参入し、失敗を繰り返すのだろうか?そうではないだろう。HP が目指しているのは、企業環境や政府機関に対して販売可能な、高いセキュリティを持つプラットフォームを構築することだと我々は見ている」